世界一わかりやすいポーター博士の「競争戦略」体験授業 (読了日 : 2016/9/10)
お勧め度:★★★☆☆ (3/5)
世界一わかりやすいポーター博士の「競争戦略」体験授業 (impress QuickBooks)
- 作者: 西村克己
- 出版社/メーカー: インプレス
- 発売日: 2012/06/13
- メディア: Kindle版
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企業の競争戦略の初歩的な入門書。
おそらく知っている人には簡単すぎるのだろうと思うが、
このジャンルは全く基礎知識がないので、ちょうど良かった。
以下、自分なりに要約。
企業の利益を作るのは他社との競争を通じた「違い」である。
「違い」を明確にできた企業はその分の割り前として利益を上げる。
競争戦略は競争の要員を分析し、違いの作り方を明確にする事。
競争の要因としては
- 新規参入の脅威
- 既存の競争業者間の敵対関係
- 代替製品からの圧力
- 買い手の交渉力(顧客)
- 売り手の交渉力(材料の仕入れ先)
がある。前3つは広い意味での同業他社との利益の奪い合い、
後者2つはバリューチェーン内での利益の奪い合い。
これらに対して自社をどういったポジションへ持っていくのかを考える。
これに対して、以下の戦略で上記5つの競争要因に対抗する。
- コストのリーダーシップ戦略
低コスト化によって優位性を確立する:新規参入に対して規模の経済で対抗, etc.
ブランド力、オリジナリティによって高い需要と付加価値を維持する。
- 集中戦略
経営資源の特定の領域(分野、地域、顧客)への集中によって優位性を確保する。
まあ、読んでみれば当たり前の事を言っている気もするが、
まずは初歩的な理解を得るという事で。