文化財のランク

法隆寺で"これも国宝、あれも国宝"とはしゃいでいた。(link)
国宝は文化財のランキングで最高位なわけだけれど、どれくらい偉いものなんだろうか。


文化財はその価値(稀少性、資料的価値、美術的価値)に応じて保護の指定がなされる。
いちばん貴重なものが国宝で、次いで重要文化財(重文)、
その次に都道府県指定文化財(県文/県重文)、さらに市町村指定文化財がある。
指定されている数の比率を非常におおざっぱに見るとこんな感じ、

国宝 重文 県重文 市文
比率 1 10 100 100?
例 : 茨城(建築) 0 28 75 ---
例 : 茨城(工芸) 2 13 128 ---

という訳で、国宝〜重文〜県重文まで1オーダーずつの比率になっている。
国宝指定の建築物が約200件(京都と奈良に集中)なので、
国宝は圧倒的に貴重、重文もかなり貴重、だいぶ開いて県重文、といった感じだろうか。


こうやって国宝とか重文とかでありがたがるのもどうかと思うが、
ど素人の僕には建築を鑑賞する上での指標として、やはり重要ではある。