組織のサイズ

この間の広島・呉ドライブで小隊、中隊の規模が話題に出たので、ちょっと調べてみた。

名称英語名称 人数 指揮官 古代ローマだと...
学校で言うと...
多数 大将 ---

軍団corps 30000 中将 ---

師団division 10000 少将 ギオン(軍団)

旅団brigate 5000 大佐,准将,少将---

連隊regiment 2000 大佐 ---
(学校)
大隊battalion 500 中佐 コホルス
学校
中隊company/squadron200 大尉,少佐 マニプルス
学年
小隊platoon 50 少尉,中尉 ケントゥリア(百人隊)
学級
分隊squad 10 --- ---

team 5 --- ---

自立行動可能な戦略単位は師団以上。(師団は単独で戦闘、補給などの機能を持つ)

師団には普通化連隊/大隊(歩兵)、戦車連隊/大隊(戦車)、特化連隊(砲兵)、

後方支援連隊(補給)の様な各兵科に特化した部隊が含まれる。

旅団は複数の隊をまとめた混成旅団として準戦略単位として用いられる事もある。



古代ローマの軍制ではレギオン(軍団)が最小の戦略単位(例:第1ゲルマニカ軍団)。

軍団の指揮官はコンスル(執政官)orプラエトル(法務官)経験者以上なので、

現代で言えば将官といった所。

戦闘上の核になる単位はケントゥリア(百人隊)だが、ケントゥリオン(百人隊長)は

叩き上げの下士官である所が現代の組織と異なる。

(ちなみに、"百人隊"と呼ばれているが、百人隊の人数は100人未満で60〜80人程度)



こうやってみると、古代ローマの軍制はほとんどそのまま現代に生きているわけで、

システム化の天才ローマ人の面目躍如といった所か。