ボラット

MOVIX京都で映画「ボラット」を見てきた。
日曜の8:10からのレイトショー(1200円で見られる)。客の入りはまばらといった所。


映画の大筋はカザフスタンのテレビレポータの主人公が
祖国の発展のためにアメリカを視察し、レポートしながら横断するといったもの。
といっても、このボラット氏、ほとんど未開の国から文明国へやって来たといった感じで、
エレベータって何ですか?水洗便所って何ですか?状態。
全編お下品&ブラックな笑いがオンパレードのコメディ。


まあ、お下品な笑いが面白いのはそれとして、
この映画の恐ろしい所はアメリカ社会のタブーを
これでもかというほど笑いにしてしまうことだろう。
ゲイの集会だったり、ユダヤ人だったり、南部の熱狂的なキリスト教だったり…
主人公の体を張ったギャグに笑いながらも、
つい、よくこれをアメリカ人は笑って見られたものだと思ってしまう。
この辺がアメリカの懐の広い所なのだろうか。


まあ、お下品&ブラックな笑いがOKなら大笑いできる映画だが、
カップルで見に行くのはやめた方がいいと思う。
引かれる事請け合い。