登頂隊、撤退す

先月頃から研究室の有志(S尾さん主導)で
毎週水曜日の夕方に大文字山に登っている。
といっても、いつも山頂までは行かずに
"大の字"の真ん中(線が交差する所)まで登る。


登山口から20分強で火床(大の字)に到着。
ここは展望台のように見晴らしがよく、京都市街が一望できる。


いつもはここでしばらく休んでから引き返すのだが、
今日は夏至が近いこともあって、夕日が沈む20分前に到着できた。
日没までの時間で山頂まで行けるかと思い、単独でアタックしてみた。


火床を出発すると、いきなり階段の急登("大"の上の部分)。
階段を登りきった後は、森の中の登山道に変わる。
ここもずっと登り。結構こたえる。
登りきったところはちょっとしたコブになっていた。
周囲を見回すが、山頂らしき標識は見当たらないので先に進む。


しばらく平坦な道を進むと、また登り坂。
登りきるとここにも小高いコブがある。でも山頂の標識らしきものはない。
さらに進むと今度は少し下ってから次のピークへあがる。
ここもコブなのだが…周囲を捜索しても山頂らしきものはない。
この辺りで火床を出発して13分。そろそろ戻らないと
日没までに火床に帰り着けないので撤退。


火床に戻るといつも登っているおじさんがいた。
山頂について聞いてみると、"コブ3つくらい行った所にあるよ"との事。
どうやら目的直前で引き返してきてしまったらしい。
かくして、大文字山登頂隊(約1名)は目的を果たすこと無く帰途に。
かなり悔しい。せめて地形を調べておけば。