京都南部一周

運動のために、京都の南部を自転車で一回りしてきた。
ルートは出町柳→宇治(宇治上神社)→木津川流れ橋→八幡(岩清水八幡宮)→出町柳
距離計をリセットし忘れたので正確な距離は分からないが、多分70kmくらい。
アップダウンがほとんど無いので距離を稼げたが、やはり結構疲れた。


宇治上神社の本殿と拝殿は現存する最古の神社建築(鎌倉時代)。
覆屋の中に一間社流造の本殿が三棟。覆屋の格子から覗き込む必要がある。
拝殿は寝殿造でどことなく住居の様な雰囲気。
現存する神社建築が寺院に比べて比較的新しいのは、
神社建築には数十年に一度、新しく造り直すという伝統があるからだろう。
力のある大きな神社ほど造営し直す財力があるので、今に残るのは比較的新しい建築となる。
(有名な神社には江戸前期あたりの建築が多いと思う。)

宇治上神社 拝殿 (絞り優先AE F/16 Tv1/40 ISO-100 露出補正-2.0)


木津川流れ橋は、幅のある木津川に架かる長い木製の橋。
趣のある橋で、時代劇のロケなんかも行われるらしい。
思ったより幅は広く、橋の上で自転車同士で行き違いも問題無いだろう。
(自転車は押して渡るように、との指示があるので押して渡ったが。)

流れ橋にて(絞り優先AE F5.6 Tv1/1000 ISO-100 露出補正-1.0)


最後は、岩清水八幡宮。男山の山上にある。
徒然草に出てくる"仁和寺の法師..."のようにはなりたくないので、当然登る。
山上への参道はひたすら石段で、距離は短いが結構こたえる。
本殿は江戸前期の建築で国重文らしいが、
修復工事中な上、回廊に囲まれていてよく分からなかった。残念。
"...少しのことにも先達はあらまほしきことなり"(訳:ちょっとした事でもネットで下調べしておくべきだ)

夕暮れの八幡宮 (絞り優先AE F/10 Tv1/250 ISO-400 露出補正-1.3)