たぬきに会いに

例によって週末サイクリング。
今回の行き先は信楽
ルートは京都→山科→石山→R422→岩屋観音→信楽→R307→r16→石山→京都
走行距離は100.5km。距離以上にアップダウンと風が厳しかった。




今回のコースの高低差マップ(カシミールで作成)。
石山から信楽への登りの辛さがよく表れている。その分帰りは楽。
序盤に稼いだ標高を帰りで消費するルートは楽かつ安心なのがいい。

行き : 石山→岩屋観音

石山までは変わりばえしないいつものコース。
いいかげん京都→山科→大津は飽きてきた。
石山からは瀬田川沿いに下る。立木観音で瀬田川を捨てて登り開始。
信楽高原までの標高差約300mを少しずつ稼いでいく。
しんどいのはしんどいのだが、坂がそんなに急ではないのがありがたい。


信楽に着く前に岩屋観音に寄り道。
ここには鎌倉時代の磨崖仏(岩に彫った仏像)があるらしい…のだが、
岩屋観音の堂はあっても磨崖仏が見つからない。
結局どこにあるのか分からなかった。急な坂を登って寄り道しただけにかなり残念。

三所神社

岩屋観音に寄ったついでに、近くの三所神社にも寄ってみた。





三所神社本殿 (県文)
もう一つの寄り道がこの三所神社
江戸時代中期の建築で県指定文化財。切妻造りというのがやや珍しい。
装飾たっぷりな所が江戸時代の建築らしい雰囲気。
下写真は基礎部分。井桁に組んだ材の上に乗っかっているのが分かる。
このような基礎は春日造りなどでよくあるが、
建築を移動する事を前提にしているのかもしれない。

信楽にて&帰り

寄り道を終えてしばらく走ると、たぬきの置物をずらっと並べる店が現れだした。
たぬきは信楽の象徴。信楽に近づいた事を実感する。
間もなく信楽駅に到着。駅前のたぬきの公衆電話で記念撮影。




たぬきと一緒に
信楽駅前のたぬきの公衆電話で記念撮影。
今回のサイクリングはこの写真を撮るためだったといっても過言ではない。


信楽では玉桂寺と紫香楽宮跡を見る予定だったが、
玉桂寺はイマイチな感じだったので早々に切り上げ。
紫香楽宮跡を見ようと思ったのだが、天候が悪化してちょっとした吹雪のような状態に。
帰りが不安になったので、紫香楽宮跡はあきらめて大急ぎで帰る事にした。


帰りの県道16は渓谷沿いの快走路。やはり下りは楽だ。
気持ちよく走っていると、すぐ後ろで物が落ちたような大きな音がした。
振り返ると道端の木が道路いっぱいに倒れていた。
通るのが後10秒遅かったら、と思うとぞっとする。
少し怖い思いはしたものの、気がつけば到着、といった感じで快走。
石山からはいつもの山科越えで帰還。

行程表

9:40 京都 0.0km
(1h05m) (R1) (19.0km)
10:45 石山 19.0km
(1h25m) (R422) (23.2km)
12:35 岩屋観音 42.2km
(0h45m)(R422→R307) (9.7km)
13:35 信楽駅 51.9km
(2h30m)(r16) (28.2km)
16:00 石山 80.1km
(1h10m)(R1) (20.4km)
17:25 京都 100.5km