デカンショ街道を行く : 丹波篠山、滝野

いつものサイクリング。
今週は亀岡から国道372号(通称"デカンショ街道")をひたすら西に向かって走ってみた。
さしあたっての目標は丹波篠山、帰りは力尽きた所で電車に乗る予定で。

スピードアップ : 京都→亀岡

亀岡へはいつもの憂鬱な国道9号老ノ坂峠越え。
でも今回は峠手前まで裏道の旧山陰道を使ったり、坂を頑張ったりで約15分の時間短縮。
漕ぎ方を意識して登り坂でも力強く進めた(当人比)。
いつものように亀岡のスーパーで水と携帯食料を買って、いよいよ国道372号へ。

ぷち流血 : 亀岡→篠山

亀岡から篠山へは小さめの峠越えがいくつかある。
湯の花温泉の前の小さな峠(名前知らない)や天引峠といった峠を越える。
もう少しで篠山、という辺りで鼻を拭いたら鼻血が出ててびっくり。
この日は花粉のせいか鼻水が出ていたので、何度も鼻を拭って中を傷つけてしまったらしい。
あわてて自転車を路肩に止めて対策を練るも、ティッシュを持っていない。
仕方ないので亀岡で買ったパンをちぎって鼻につめた。
しばらく休んでいると落ち着いてきたのでサイクリング再開。

篠山城

篠山の街に入って昼食を摂ろう…と思ったのだが、観光客向けの単価の高い店ばっかり。
寿司とかミニ懐石とか高すぎる。町外れでようやく見つけたラーメン屋で昼食にした。
昼食後は篠山城跡へ。
篠山城は桜がきれいな所だった。桜目当ての人出も多く、出店も出ていて浮かれモード。





花と石垣 (絞り優先AE F/5.6 Tv=1/320s ISO-100 露出補正+2.0)
お城に花見に、といった雰囲気を出したくて石垣とセットで撮影。
人出が多くフレーミングに困った結果、でもある。




意外に強い春の日差し (絞り優先AE F/5.6 Tv=1/400s ISO-100 露出補正+0.7)
この日の日差しは本当に強かった。
その日に照らされて桜の花びらが透き通って見える感じがしたのを撮った。
背景を石垣にしてコントラストを強く出してみたのだが、どうだろう。


苦行 : 篠山→社

篠山を後にして、また国道372号をひた走る。
序盤頑張ったせいか、脚が売り切れ気味。直射日光の暑さもあってバテバテ。
このルート、アップダウンが何度も繰り返されるのが厳しい。
道自体は全体的に広めで交通量も多くなく、気持ちいいのだけど。
へろへろな状態で峠越えをしながら、この日は社付近でエスケープすることにした。

突然、岩 : 闘龍灘 (滝野)

社で休憩中、地図で近くの見所を探していると闘龍灘という所が見つかった。
名前がすごそうなので行ってみることに。



闘龍灘
この場所の上流側も下流側も普通の川、なのにここだけが渓流のような岩場。
確かに不思議な場所だ。こんな印象的な名前をつけたくなる気持ちも分かる。
岩場に道がついていて散策できるのもいい感じ。虫がやたらいるのには参ったが。

撤退 : 滝野駅(→加古川線→)加古川(→山陽/東海道線→)京都

この辺で体力も時間も限界なので撤退。
近くの滝野駅へ移動してふと時刻表を見ると、次の列車は約8分後の発車。そしてその次は1時間後。
普段自転車をたたむのに10分くらいかかるので大慌てでパック作業開始。
パッキングが微妙な状態で電車がやって来たが、とにかく飛び乗った。電車の中で微調整。
かなり慌しかったが何も無い駅で1時間待つ事を考えるとぞっとするので結果オーライ。
加古川で新快速に乗り換えれば、後は京都まで乗り換え無し。楽チン。
京都駅で自転車を組み立てて、後はゆったり自走で帰ってきた。

行程表とまとめ

時刻(時間) 地名(経由) 累積(区間)距離 (走行速度)
8:40 京都 0.0km
(1h20m) (R9) (24.4km) (18.3km/h)
10:00 亀岡 24.4km
(1h55m+40m) (R372) (41.3km) (21.5km/h)
12:35 丹波篠山 65.7km
(2h05m+1h25m) (R372) (37.2km) (17.9km/h)
16:05 102.9km
(0h25m+1h20m) (R176→細かい道) (6.4km) (15.4km/h)
17:50 滝野 109.3km


所要時間 : 9時間10分
走行時間 : 5時間45分
停止時間 : 3時間25分
距離 : 109.3km (京都駅からの帰りを含めると116.9km)
全体平均速度 : 11.9km/h
平均走行速度 : 19.0km/h