和束から海住山寺へ

天気の良さに誘われてサイクリング。
ルートは京都→宇治→和束→(海住山寺, 恭仁京跡)→木津→京都

お茶の香りと犬打峠

京都から宇治へはいつも通り(川端通師団街道→京町通→宇治川沿い)。
宇治から天ヶ瀬ダムを経て宵待橋から府道62号で宇治田原へ。
宇治田原では街中でも茶畑があったり、お茶の香りが漂ってきたりする。
さすがは茶の名産地といった感じ。
宇治田原からは犬打峠を経て和束へ。




犬打峠
宇治田原と和束の間にある府道62号の峠。
標高が360mなので大した事は無いと思っていたら、かなりの急坂で驚いた。
峠にも茶畑があったりする辺り、さすがは茶処。


和束にある道の駅で休憩をとる予定だったのだが、道の駅は無くなってしまったらしい。
仕方ないのでそのまま加茂方面へ向かう。




どこまでも茶畑
和束町は周囲を山に囲まれた地形。
その周囲の山いたる所に茶畑が広がっている。

海住山寺

加茂で行きたかったのが海住山寺(かいじゅうせんじ)。国宝の五重塔がある。
だが、この海住山寺への参道が犬打峠よりも激しい急坂。
とても登れないので自転車を押して登った。




海住山寺 五重塔 (国宝) (絞り優先AE F/9 Tv=1/60s ISO-100 露出補正無し)
鎌倉時代の建築。屋外にある五重塔としてはかなり小さな部類に入る。
逓減率(上に行くほど小さくなる割合)が塔のサイズにマッチしていて
なかなか美しいプロポーションになっている。
初層に裳階(もこし=飾り屋根)が着いているのも特徴的。

あと、心柱(塔の中央を通る柱)が初層の天井に置かれているらしい。
古い様式では心柱は地面に掘建てで建てられていたのだが、
時代が下るとこの塔のように初層の天井に置いたり、吊り下げ式になったりする。
(心柱は建物の荷重を支えない。要するに建物の構造としては不要な部材。)
(おそらくは掘建ての心柱そのものが塔の原型で、
五重塔はそれを覆うために作られたのではないかと思う。)

帰還

峠と海住山寺への登りで疲れたので、もう一つ見たかった浄瑠璃寺はあきらめて帰る。
帰りは木津から府道70号で北上。
少ない交通量のゆるやかなアップダウンで走りやすい道だった。
風が強い日は木津川サイクリングロードよりこっちの方が良さそう。

行程表

9:00 京都 0.0km ---
(1h05m+0h05m) (川端→師団→r241) (19.3km) (17.8km/h)
10:10 宇治 19.3km ---
(1h25m+0h30m) (r3→r62) (19.2km) (13.6km/h)
12:05 和束 38.5km ---
(0h40m+1h20m) (r5→R163) (15.1km) (22.6km/h)
14:05 木津 53.6km ---
(1h10m+0h15m) (r70→r69) (19.8km) (17.0km/h)
15:30 大久保(宇治) 73.4km ---
(1h05m+0h05m) (r69→R24→師団→川端) (20.3km) (18.7km/h)
16:40 京都 93.7km ---


所要時間 : 7時間40分
走行時間 : 5時間25分
停止時間 : 2時間15分
走行距離 : 93.7km
平均速度(全体) : 12.2km/h
平均速度(走行) : 17.3km/h