安楽じゃない安楽越 : 安楽越で三重へ

(各所に迷惑を掛けてしまった)論文書きが一山越えたので
気分転換にサイクリングへ。
行き先は滋賀県三重県の間にある安楽越という峠。

峠へのアプローチ : 京都→守山→土山

安楽越は国道1号の鈴鹿峠の少し北にある。
鈴鹿峠付近までは概ね国道1号に沿ったルートでアプローチする事になる。
守山まではいつもの湖東方面へのルート
京都→山科→[R1逢坂越]→大津→[近江大橋/r42/r2(彦根道)]→守山
守山からは東へ向かって野洲川の右岸を走った。
国道1号の高規格なバイパスで水口(みなくち)へ。


水口のサイゼリアで昼食にしようと思ったのだが、思いのほか混んでいたので
平和堂(スーパー)のフードコートで昼食を食べた。
やはり平和堂滋賀県を走る上で欠かせない。
水口から土山までも国道1号を走る。仕方ない事だが、交通量が多いのが辛い。
土山で田村神社に寄り道。




田村神社の社叢
国道1号沿いに雰囲気のある神社が見えたので立ち寄ってみた。
坂上田村麻呂を祭った田村神社というようだ。
武人を祭るだけあってか、授与品でも破魔矢が目に付いた。
色々射止めなければならない物がある我が身としてあやかりたい所だ。
社叢の中を通る参道の雰囲気がよかった。
[ Nikon D200 + Tokina AT-X PRO DX 12-24mm F4 ]

安楽じゃない : 安楽越

土山を少し過ぎた辺りで国道1号から県道507号へ入って安楽越へのアプローチに入る。
県道507号から突き当たりを右折して県道187へ。新名神をくぐった辺りで左折すれば
安楽越(標識では山女原)方面だ。
しばらく進んでいくと次のような分岐があった。




分かれ道がある。どちらに進む?
 →左の道へ行く
  右の道へ行く

写真には"安楽越→"という看板が写っているが、その裏には"←安楽越"とあるので
標識としては左右のどちらも安楽越へ案内している。
...
常識的には二車線の左の道を選ぶのでは無いだろうか?
そうやって左へ進むと...




ざんねん!! わたしの ぼうけんは これで おわってしまった!!
左ルートは舗装が途切れたかと思ったらこんな山道になってしまった。
自転車を置いてしばらく進んでみたが、このまま山道が続きそうだったので引き返す事に。


先の分岐まで戻って、右ルートを進むと普通に全線舗装で峠まで到達できた。
だが、峠には"この先土砂崩れのため通行止め"の看板がある。
ここまで来て戻るのも癪なので、行ける所まで行ってみる事に。


峠を過ぎてだいぶ下った辺りで通行止めのゲートが現れた。
車は絶対に通れないようなしっかりしたゲートだ。
だが、その横に人が通れるスペースが開けられていて、人が通ったような気配もある。
最悪、自転車を担いでなら通れるだろうという事で先へ進んだ。




石水渓
この辺りは石水渓という景勝地
白い花崗岩と、渓流の淵がつくる深緑がいいコントラストをなして美しかった。
[ D200 + Tokina AT-X PRO DX 12-24mm F4 ]


きれいな渓流を眺めながらしばらく下ると通行止め区間の反対側のゲートがあった。
下った分を登り返す覚悟もしていたのだが、土砂崩れらしき箇所も無く拍子抜け。
さらに坂を下りきって集落に出たので一安心した。




新茶の季節
土山から山を挟んだ亀山にかけて茶畑をよく目にした。
このあたりは茶の栽培が盛んなようだ。
新芽が生え揃って、新茶の時期が迫っている事を物語っている。
[ Nikon D200 + Tokina AT-X PRO DX 12-24mm F4 ]

迷走 : 亀山→鈴鹿四日市

目標の安楽越は制覇したので、後は気の赴くままに走る。
近くの亀山へ行った事が無かったので、まずは亀山へ。
亀山は旧東海道沿いに雰囲気のある町並みが残っていた。
城跡もあるのだが、いまいちその味わい方が判然としなかった。


続いて鈴鹿。用もないのに鈴鹿サーキットへ向かう。
メインサーキットは外からは(当然だが)見えなくなっているが、
カートのコースが見られたり、レース用車両を運んでいる車が走っていたり、
そもそも付近を走っている車に"好き物"向きの物が多かったりと
いかにもサーキットな雰囲気を味わう事ができた。


この辺りで日が暮れてしまったが、さらに勢いにまかせて四日市へ向かう。
工場の煙突から吹き上がる炎がいかにも工業都市、といった趣だ。
夜の四日市港にも立ち寄ってみたが、暗くてイマイチよく分からなかった。
その後、四日市駅で自転車を畳んで輪行で帰還した。


まとめ


走行距離 : 125.2km
走行時間 : 5時間38分
平均速度 : 22.2km/h
最高速度 : 51.5km/h