天空の城=山登り : 岡山→備中高梁→新見

今週は岡山起点のサイクリング。
今回の行き先は岡山から北西方面の備中高梁から新見。

川に沿って : 岡山→総社→備中高梁

岡山から総社まで国道180号を進む。鉄道で言えば吉備線に沿ったルート。
この付近は吉備津神社備中国分寺、造山古墳など、吉備路観光の定番ルートだが、
今回はパスして総社までハイペースで巡航する。


総社からは国道180号は高梁川に沿ったルートになる。
やや交通量は多いが、横目に川の流れを見ながら山間部を走る気持ちのいい道だ。
途中に観光すべき場所が見つからなかったので、最初の目的地の備中高梁まで
ほぼノンストップで走りきった。

天空の城 : 備中高梁

備中高梁のスーパーで昼食休憩。体力を回復して高梁を観光する。
最初に見たのは城下町。石火矢町ふるさと村と称して武家屋敷の町並みが保存されている。



石火矢町の町並み
石火矢町には中級武士が住んでいたらしい。この塀が連なる眺めはいかにも武家町といった感じだ。
門と壁があって、家の玄関は道から引っ込んだ所にあるのが分かりやすい武家屋敷の特徴。
(商家は母屋とその玄関が道に面しているのが普通。)
[ Minolta CLE + Voigtlaender Color-Skopar 35mm F2.5 (@F11) + Fujicolor 100 ]



竈のある風景
武家町で二軒の屋敷が一般公開されている。どちらも150石クラスの武士の屋敷だ。
写真は屋敷にある竈から土間を撮影。
[ Minolta CLE + Voigtlaender Color-Skopar 35mm F2.5 (@F2.5) + Fujicolor 100 ]


武家屋敷を見た後は、高梁観光の本丸、備中松山城を見に行く。
備中松山城は現存する中で最も標高の高い場所にある天守を持つ城。つまりは山の上に建っている。
そういうわけで急な上り坂を自転車でゆっくり登る。
地図では上の方まで車道がついていて、自転車で上がれるかと思っていたのだが
途中の駐車場の所で車道は通行止めになっていた。
ここから上の駐車場まではバスか歩きかを選択しろ、との事。
歩いても良かったのだが、時間が押してきていたのでバスで楽をすることにした。
バスは上の駐車場で終了。ここからは山道を歩くようだ。
汗だくになりながら登っていって、ようやく備中松山城の中心部へ到着した。




聳え立つ石垣
備中松山城の石垣。山城らしく、急な斜面に沿って高く複雑に積み上げられている。
実にカッコイイ。
[ Minolta CLE + Voigtlaender Color-Skopar 35mm F2.5 (@F11) + Fujicolor 100 ]




備中松山城天守 (国重文)
現存する天守で最も高いところにある備中松山城天守。二重二層で天守としては小ぶりな印象。
腰板の黒と漆喰の白のコントラストが美しい。
[ Minolta CLE + Voigtlaender Color-Skopar 35mm F2.5 (@F8) + Fujicolor 100 ]

ダンジョン : 備中高梁→新見

備中高梁からさらに新見方面へ向かって国道180号を走る。
次の目的地は鍾乳洞の井倉洞なのだが、到着時間が遅くなりそうでかなり焦って走った。
到着したのは午後4時半を僅かに過ぎた頃。入場は4時半までだったが、ギリギリで入れて貰えた。




異星のセット
井倉洞の中ではいかにも鍾乳洞といった石が見られる。
スタートレックとかに出てくる異星のセットみたいだ。
洞窟そのものは狭く、探検している気分になれて面白かった。
[ Olympus μ-tough 8000 ]




生長点
天井から今にも落ちそうな雫。こういうのが長い年月をかけて石柱に生長するのだろう。
洞窟の中はこうやって水が降ってくる場所があり、防水デジカメμ-toughの安心感が良かった。
[ Olympus μ-tough 8000 ]




おみくじ
井倉洞の出口にある小さな祠に、おみくじがたくさん結ばれていた。
やわらかい描写をするレンズを絞り開放付近で使って、やさしい感じに。
[ Minolta CLE + Leica Summarit 50mm F1.5 (@F2) + Fujicolor 100 ]


井倉洞からさらに新見へ走る。新見に到着したのは6時過ぎ頃。
帰りの特急「やくも」の時間を考えると峠の向こうにある次の停車駅生山までは着けなさそう。
という訳で今回は新見で終了。駅で自転車を畳んで、特急「やくも」で岡山へ帰還した。

まとめ


走行距離 : 91.0km
走行時間 : 3時間52分
平均速度 : 23.5km/h
最高速度 : 44.0km/h