天狗の山 : 鞍馬寺
両親が京都へ遊びに来た。行き先は鞍馬寺との事。
鞍馬寺は門前はサイクリングで何度か通っているし、火祭りも見たことがあるのだが、
山門の中は観光した事が無かったのでついていくことに。
軽い気持ちでいたのだが、結局貴船まで歩く事になった。
小さなケーブルカーに乗って本殿のあるエリアへ。
運賃(正確には"寄付金")は100円。距離191m、高低差89m、所要時間2分の日本一短い鉄道らしい。
鞍馬寺の本堂。毘沙門天をベースとする「尊天」を祭っている。
観光客は写真に写っている本堂前の床の模様の中心に立っていた。
後で調べたところ、"パワースポット"として有名らしい。
もっとも、"パワースポット"が何なのかはよく分からないが。
本堂から奥の院へ向かう。ここからは観光客の姿も減って、道もちょっとした登山道になる。
途中、一度見てみたかった木の根道に差し掛かった。
ここは岩盤が固くて、木の根が地面に這うように広がっている。
この足元の悪い辺りで牛若丸が修行したのだろうか?
鞍馬寺の奥の院を過ぎると、道は急降下して貴船に着く。
有名な川床が涼しげだが、歩いた我々は汗だくだ。
敷居の高そうな川床の宿(?)。
暖簾の奥に川の流れが見えているのが風流だ。
貴船から叡山電車の貴船口駅まで歩いて、そこから車をとめている鞍馬まで叡電で帰る。
叡電の鞍馬駅前には大きな天狗の面が置かれている。
トレードマークの長い鼻が印象的だ。
結局、鞍馬寺から鞍馬山のある尾根を越えて貴船へ。
さらに貴船から貴船口までの舗装路も歩いた事になる。
結構な運動で疲れたが、以前から見たかった木の根道が見られて満足だった。