迫り来る装飾 : 小山→日光→足尾→桐生

どこまでも杉並木: (つくば→)小山→日光

車に自転車を積んで小山まで走る。小山の駐車場に車を止めて、自転車で走り始めた。
日光西街道(途中から日光例幣使街道と共通)を北上する。
日光に近づくと有名な杉並木の中を走る道に変わった。




今も生きる杉並木
日光杉並木は日光街道日光例幣使街道沿いに残っている。並木道としては世界最長だそうだ。
昔の街道をそのまま保存するのもいいのだが(そういう区間も存在する)、
こうやって中が車道で今も杉並木として機能しているのもまたすばらしいと思う。
ただ、この道を走るのは花粉が非常にキツかった。
[ Nikon D700 + Ai Nikkor 50mm F1.4 ]


今市の辺りから登り坂で日光へ向けて登っていく。
この日は追い風で、しんどい登り坂で後押しされるのがありがたかった。
どこまでも続く杉並木を眺めながら日光市街に到着。

迫り来る装飾 : 日光

日光東照宮は過去に何度か見た事があるのだが、折角日光に来たので見ていく事に。




杉林の中
東照宮の辺りは杉林に囲まれている。境内にも大きく育った木が生えていて
しっとりとしたいい雰囲気だった。




迫り来る装飾
日光東照宮のシンボルともいえる陽明門。その装飾過剰なデザインはキッチュの一歩手前まで行っている。
この過剰な様子を強調したくて魚眼レンズで撮影した。
もとからこの絵を撮るつもりでこの日は魚眼レンズを持ち出したのだ。
[ Nikon D700 + Sigma MF Fisheye 15mm F2.8 ]




奥の院
拝観券がセットになっていたので奥の院へも行った。
この参道、何気ないように見えるが手すりの部分は一枚石からくり抜いて作ったものを並べていたり
階段部分では一段ごとに一枚石でつくっていたりと豪勢な作りだった。
[ Nikon D700 + Ai Nikkor 50mm F1.4 ]




豪勢な門
奥の院徳川家康の霊廟になっている。その前に置かれた門は鋳造で作った金属製の豪華な物だった。
先の参道といい、さすが権力者といった所だろうか。

賑わった過去 : 日光→足尾→桐生(→小山→つくば)

日光東照宮の見物を終えたので先へ進む。
もちろんいろは坂を登って中禅寺湖へ向かってもいいのだが、
それはその先の金精峠越えとセットで将来の楽しみにとっておいて、今回は足尾方面へ抜ける。
日光からしばらく登って、日足トンネルを抜けて下ると鉱業で栄えた足尾に着く。




繁栄の残照
足尾は銅山で栄えた街。日本の他の鉱山で栄えた街同様、閉鉱した後は静かな田舎町になっている。
街の所々に残る工鉱業の跡がかつての繁栄を偲ばせてくれる。
[ Nikon D700 + Ai Nikkor 50mm F1.4 ]




鉱山街の雰囲気
写真は足尾の街の何気ない住宅地なのだが、何となく鉱山街の雰囲気がした。


足尾は鉱山観光もあるのだが、残念ながら時間が遅くてしまっていた。
仕方ないのでここから渡良瀬川の渓谷沿いに平野部まで下る。
ここからは夕暮れが迫って時間との戦いになった。
真っ暗になってしまう直前あたりでようやく渓谷を抜けて大間々に到着。
そこからは平地をゆっくり流して桐生の駅へ。
桐生駅で自転車を畳んで両毛線で小山へ。小山からは車でつくばに帰還した。