霧が育てた森 : Muir Woods(ミュアウッズ)


今回のサイクリングの行き先は、サンフランシスコからゴールデンゲートブリッジ
を渡った北側の対岸、Marin County(マリン郡)にあるMuir Woods(ミュアウッズ)の森。

霧と快晴がせめぎあう場所 : Embarcadero → Golden Gate Bridge → Muir Woods

サンフランシスコのEmbarcadero(エンバーカデロ)から海沿いにゴールデンゲートブリッジへ向かう。
昼過ぎに通ったのだが、なかなか面白い景色が見られた。




白と青の境界
ゴールデンゲートブリッジはサンフランシスコ湾の入り口にある。
太平洋から湾の中へ流れ込もうとする霧と、陸地側の乾いた空気がこの狭い海峡で
ぶつかり合っていて、橋の太平洋側(左側)は霧で湾側(右側)は快晴という面白い状態が見られた。
[ Nikon D700 + Samyang 14mm F2.8 ]




霧を割る
ゴールデンゲートブリッジの主塔を下から見上げた。
左からやってくる霧が主塔に当って二つに割れているのが面白い。
[ Nikon D700 + Samyang 14mm F2.8 ]


橋を渡って、マリン郡を通り抜けてミュアウッズへ走る。
途中少し予定のルートから外れたのだが、前日に入手したスマートフォンのお陰で
素早く正しいルートに復帰できた。
やはり、どこでもすぐにGoogle Map+GPSが見られるのは非常に便利。
Google Mapには自転車が走れるルートに色を付けて表示する機能や
自転車でのルート検索機能もあって、自転車乗りにはかなり嬉しい。


霧が育てた森 : ミュアウッズ

海沿いからちょっとした山を越えてミュアウッズのある谷へ入る。
ベイエリアは全体的に乾燥した気候なのだが、この谷は太平洋から流れ込んだ霧によって
水分が供給されているので緑豊かな森になっている。




霧が育てた森
小さな山を越えて谷に入る所で、行く手が霧に包まれていた。
周囲は完全な快晴なのにここだけ霧が出ているのが面白い。
[ Nikon D700 + Ai Nikkor 28mm F2.8S ]




空を目指す
ミュアウッズは背の高いレッドウッド(アメリカスギ)の木で有名だ。
どの木も谷底から陽の当る空を目指して高くそびえている。
[ Nikon D700 + Samyang 14mm F2.8 ]




うろ
このレッドウッドは根元で枝分かれするようにして増えるらしい。
根元でくっついた木がウロを作っていて面白い形になっていた。
[ Nikon D700 + Samyang 14mm F2.8 ]




新陳代謝
このミュアウッズの中には倒木や倒れた木の根元なども多く見かけた。
森が新陳代謝をしながら平衡状態を保っているのだろう。
[ Nikon D700 + Ai Nikkor 28mm F2.8S ]

真っ白闇だ! : Muir Woods → Golden Gate Bridge → Embarcadero

ミュアウッズの観光を終えてサンフランシスコの市街地を目指して帰る。
森でのんびりしすぎたので日没が迫っていたので急いで走った。
ゴールデンゲートブリッジまで帰って来て一安心、と思っていたら
橋が何やら凄い事になっていた。




霧に浮かぶ橋
帰りの海峡付近はものすごい霧だった。
ゴールデンゲートブリッジを見渡せる展望台がある場所に着いてもまだ橋が見えないほど。
渡り始めてもすぐそこまでしか視界が無い。
横風も強く、気をつけながらゆっくりと渡った。


橋を渡って海岸沿いにエンバーカデロまで帰る。
エンバーカデロからはBARTに乗って帰還した。

まとめ


走行距離 : 69.3km
走行時間 : 4時間10分
平均速度 : 16.6km/h
最高速度 : 41.5km/h