あいおわ!


ベイエリアで観光したい場所をしらべていたら、すぐ近くのリッチモンド
第二次大戦時に活躍したアメリカ海軍の戦艦、USS Iowa (アイオワ)が泊まっている事が分かった。
ロサンゼルスで博物館として公開する予定があるらしく、現在(2/25/2012)はそのために整備中らしい。
(注 : 3月に移動予定と聞いたので今はいないかもしれない @3/16/2012)
ベイエリアからいなくなる前に見に行かねば、という事で見学に行って来た。


(以下うんちく)
アイオワは第二次大戦中に建造された艦で、戦艦としては最終世代になる。
いわば、アメリカ戦艦の(というか全ての戦艦の)最終進化形ともいえる存在だ。
33ノットの高速と50口径16インチ主砲9門の火力、自身の火力に見合った防御力を持つ。
火力でアイオワを明確に上回る戦艦は日本の大和型のみ。
速度でアイオワを明確に上回る戦艦はおそらく存在しない。
という優秀な性能を持っていた。
(うんちく終わり)
こんな事を書いているとまたマニアとか言われてしまう...
(某所から私はマニアさんなのか?と言われてしまった。いや、否定はできないが。)




USS Iowa (BB-61)
帰りに撮った写真だが、艦容がわかりやすい写真を最初に載せる。
引いた場所から広角レンズで撮ったのだが、それでも大きすぎて収まりきっていない。
全長270mというサイズを実感できた。




説明を受けながら
艦上ではガイドの人が色々な場所を巡りながら説明してくれた。
普段は英語さっぱりなのだが、こういう時はよく聞き取れる。




モスボールされた司令塔
司令塔への入り口。司令塔は被弾に耐えるために厚い装甲で覆われている。
アイオワは長い間使われない状態で保存されていた。
保存の際にはモスボールと呼ばれる防水処理が行われて、内部の装置等が劣化しないようにされる。
この入り口の扉も厳重にシールされていた。




16 inch main gun
主砲の砲口に手を置いて大きさを比べてみた。といってもイマイチ実感はわかない。
砲口がシールされてしまっているのが残念だ。


...
最後に、戦艦のすさまじさ(とかっこよさ)を伝えるためにアメリカ海軍が撮った写真を見せたい。




アメリカ海軍のサイトからアイオワが主砲を発射している時の写真を拾って来た。
主砲砲撃の衝撃で海面がへこんでいるのが分かる。
砲撃のすさまじさを感じてもらえれば。
[写真はUS Navyのサイトから。確かpublic domainだったはず。問題があればお知らせ下さい。]