飛行機&鉄道の旅(3日目) : Seattle → Portland


3日目はワシントン州のシアトルからオレゴン州の中心都市ポートランドへ移動。
この旅の前半のテーマは飛行機だったが、後半のテーマは鉄道。
アムトラックの中距離列車"カスケーズ"を使ってシアトルからポートランドへ移動した。

朝のシアトル散歩

予約したカスケーズの列車の出発まで時間があったので、
午前中はシアトルの街を散策。




朝焼け
朝に宿から出ると雲が朝日に照らされて赤く輝いていた。
写真を撮っていたら通りかかった人に"きれいだね。上手く撮れてる?"と聞かれた。
"上手く撮れてるよ。"と返してお互いに笑顔を見せる。
通りがかりの人と気軽に会話があるのがアメリカのいい所だと思う。
[ Nikon D700 + Tamron SPAF 28-75mm F2.8 ]




Seattle Waterfront
前の二日は海の方には行かなかったので、この日はシアトルの海沿いを散歩した。
海沿いから高層建築がいきなり立ち上がる景色がシアトルらしさだろうか。
[ Nikon D700 + Tamron SPAF 28-75mm F2.8 ]





Chief Seattle
Pioneer Square(パイオニア スクエア)にあるシアトル酋長の像。
イオニア スクエアはシアトルの街の始まりになった土地で、
シアトル酋長はここから移住させられたネイティブアメリカンの部族のトップで、
街の名前になった人だ。
物悲しげな表情が印象的な像だった。
[ Nikon D700 + Tamron SPAF 28-75mm F2.8 ]

アムトラック・カスケーズ : Seattle → Portland




Amtrak Cascades
時間がきたので駅へ移動してチェックインを済ませ、列車を待つ。
予定の時間より少し遅れてアムトラックのカスケーズ号がやってきた。
緑、茶、白のカラーリングで落ち着いた雰囲気の車両だ。
[ Nikon D700 + Tamron SPAF 28-75mm F2.8 ]




Coach Class of Cascades
コーチクラス(普通車)の車内。
普通車といってもゆったりした座席で、約3時間半の旅を快適に過ごす事ができた。
[ Nikon D700 + Tamron SPAF 28-75mm F2.8 ]




Bistro Car
カスケーズ付属の軽食車。昼食がまだだったのでスープを注文した。
こういう食事も列車の旅の醍醐味だろう。
[ Nikon D700 + Tamron SPAF 28-75mm F2.8 ]




Talgo
ポートランドに到着して、改めて列車を撮影。
カスケーズに使われているのはタルゴと呼ばれる列車。
この列車はカーブの通過速度を上げるために、振り子式で車体の高さを低く抑えている。
一方で機関車はアメリカで標準の二階建て客車サイズなので、高さのギャップが印象的。
この列車は技術的に面白い点が多く(鉄道好きの友人に教えてもらった)、
振り子、独立車輪(左右の車輪を繋ぐ車軸が無い)、連接構造、ゲージ可変(カスケーズでは使われないが)
と鉄道技術のオンパレード。振り子以外は乗っていて分かる物でもないが、それでも面白い物だ。
[ Nikon D700 + Tamron SPAF 28-75mm F2.8 ]





Portland Union Station
ポートランドのユニオン駅のカウンター。
後ろに掲げられている出発/到着案内がレトロでかっこいい。
[ Nikon D700 + Tamron SPAF 28-75mm F2.8 ]


ポートランドの夜景 / New Year




ポートランドの夜景
夕方にポートランドに着いて、街をしばらく散策していると日が暮れてきた。
町外れにあるエアリアルトラムというロープウェーに乗って、街を見晴らせる丘へ上がった
街の中央にウィラメット川が流れ、多くの橋が架かっている。
川の流れる街というのは独特の雰囲気があっていい。
[ Nikon D700 + Tamron AF 70-300mm F4-5.6 VC ]


この日は大晦日。宿に戻って一休みした後、街の中心の広場に出て新年のカウントダウンを見てきた。
新年という事で派手に盛り上がるのかと思ったのだが、思っていたよりもずっとおとなしい雰囲気だった。
森の街のポートランドらしい、という所だろうか。