飛行機&鉄道の旅(5日目) : アムトラックの夜行列車


1/1の夕方から1/2の朝にかけてアムトラックの夜行列車Coast Starlight(コーストスターライト)
を使ってオレゴン州ポートランドからバークレーまで帰る。
この旅の主な目的、夜行列車での移動を楽しむ事にする。




コーストスターライト号の寝台車
コースとスターライトの寝台車はRoomette(ルーメット)とBedroom(ベッドルーム)というクラス
(それぞれ日本でいうB寝台とA寝台に相当)があるが、Bedroomは非常に高価だったので
Roometteに乗った(それでも高かったが)。
Roometteは2人用の個室で、昼間は座席が向かい合う配置になっている。
[ Nikon D700 + Tamron SPAF 28-75mm F2.8 ]




ポートランドを出発
個室に入って一息つくと、列車はポートランドを出発してのんびりと走り出した。
すぐに車掌がやってきて、夕食の時間の希望を聞きにきた。
この寝台車には食堂車での夕食、朝食の値段が含まれていたので、適当な時間に予約をいれた。
[ Nikon D700 + Tamron SPAF 28-75mm F2.8 ]




寝台車の通路
寝台車の通路。日本の寝台列車と似たような雰囲気だ。
[ Nikon D700 + Tamron SPAF 28-75mm F2.8 ]




広大な農場
車窓からはのどかな農園の風景が見られた。
水を撒く機械がいかにも大規模農場といった感じでアメリカらしい。
[ Nikon D700 + Tamron SPAF 28-75mm F2.8 ]


夕食の時間になると、"6時に予約の客は食堂車に来て下さい"というようなアナウンスが流れ始める。
自分の時間が呼ばれたら食堂車に移動する。
食堂車では他の客と相席で食事をとる。見知らぬ人と会話を楽しみながら食事をするのが、
"古き良き"時代の旅行っぽくて心地よい。





ベッド
部屋に戻って車掌にベッドに変えてもらうように頼むとあっという間にベッドに変えてくれた。
部屋の明かりを消して、列車の走行音を聞きながら横になってぼんやりと夜空を眺めていた。
[ Nikon D700 + Tamron SPAF 28-75mm F2.8 ]




雪の途中駅
オレゴン州カリフォルニア州の間には山地が広がっている。
その山の中の途中駅には雪が積もっていた。
[ Nikon D700 + Tamron SPAF 28-75mm F2.8 ]




リッチモンドに到着
翌朝、少し早めに起きて食堂車で朝食をとってしばらくすると、すぐにリッチモンドの駅に到着。
短い夜行列車の旅を終えて帰宅した。
長い編成の列車が駅のホームからはみ出しているのが面白い。
[ Nikon D700 + Tamron SPAF 28-75mm F2.8 ]


といった感じで4日間+αの旅行も終了。
前半は飛行機三昧、後半は鉄道三昧で楽しい旅だった。


※Coast Starlightは最近のダイヤ改正リッチモンド駅に停まらなくなったらしい。利用される場合はご注意を。

飛行機&鉄道の旅(4日目) : ポートランド観光


旅の4日目は夕方までポートランドの街を観光。
夕方からは夜行列車Coast Starlight(コースト・スターライト号)に乗って帰宅する。

川沿いを散策




昇開橋
ポートランドは河口から100km以上内陸にある街なのだが、西海岸北部で有数の港だ。
川に架かる橋は大型の船が通過できるよう可動橋になっていた。
[ Nikon D700 + Tamron SP 28-75mm F2.8 ]




バラの街
この街はバラの栽培に適しているらしく、バラの街と呼ばれている。
川沿いの公園にバラの飾りが置かれていた。
[ Nikon D700 + Tamron SP 28-75mm F2.8 ]




世界最小の公園
川沿いの大通りの真ん中にミルエンズ公園という"世界最小の公園"がある。
直径60cmの円形で、総敷地面積は0.3m^2という広大さだ。
横に置いた携帯電話でサイズが伝わるだろうか。
[ Nikon D700 + Tamron SP 28-75mm F2.8 ]

森林博物館と街中散策


この日は元日で、開いている観光施設が少なかった。
開いている中で面白そうだった森林博物館へ路面電車で向かった。




森の道具
森林博物館は森の動物/植物相の説明や、森林資源の保全と活用についての展示が中心だった。
現代の林業を紹介するビデオで、切り出した木の形状を3次元で計測して
コンピュータで最適な材木の取り方を計算し、それに従って製材するシステムが紹介されていた。
林業という言葉から受ける印象にそぐわないハイテクっぷりに驚いた。
一方で写真の古典的な道具も展示されていて、人手のかかる林業の難しさも感じられた。
[ Nikon D700 + Tamron SP 28-75mm F2.8 ]




街角チェス
森林博物館から再び街中に戻って散策。
大きなサイズのチェスを楽しんでいる家族が微笑ましい雰囲気だった。
[ Nikon D700 + Tamron SP 28-75mm F2.8 ]

アトラクションかつ移動手段 : Amtrak Coast Starlight


帰りの列車の出発時刻が近づいてきたのでポートランドユニオン駅へ移動。
駅に着いた時には列車は既に到着していたので、慌てて乗り込んだ。
ここからがこの旅最後のメインイベント、アメリカの夜行列車での移動を楽しむ。




Coast Starlightに乗る
乗車前に慌てて写真を撮る。
夜行列車というのは飛行機や車なんかと比べて、旅情たっぷりなのがいい。
[ Nikon D700 + Tamron SP 28-75mm F2.8 ]


(続きは次回)

飛行機&鉄道の旅(3日目) : Seattle → Portland


3日目はワシントン州のシアトルからオレゴン州の中心都市ポートランドへ移動。
この旅の前半のテーマは飛行機だったが、後半のテーマは鉄道。
アムトラックの中距離列車"カスケーズ"を使ってシアトルからポートランドへ移動した。

朝のシアトル散歩

予約したカスケーズの列車の出発まで時間があったので、
午前中はシアトルの街を散策。




朝焼け
朝に宿から出ると雲が朝日に照らされて赤く輝いていた。
写真を撮っていたら通りかかった人に"きれいだね。上手く撮れてる?"と聞かれた。
"上手く撮れてるよ。"と返してお互いに笑顔を見せる。
通りがかりの人と気軽に会話があるのがアメリカのいい所だと思う。
[ Nikon D700 + Tamron SPAF 28-75mm F2.8 ]




Seattle Waterfront
前の二日は海の方には行かなかったので、この日はシアトルの海沿いを散歩した。
海沿いから高層建築がいきなり立ち上がる景色がシアトルらしさだろうか。
[ Nikon D700 + Tamron SPAF 28-75mm F2.8 ]





Chief Seattle
Pioneer Square(パイオニア スクエア)にあるシアトル酋長の像。
イオニア スクエアはシアトルの街の始まりになった土地で、
シアトル酋長はここから移住させられたネイティブアメリカンの部族のトップで、
街の名前になった人だ。
物悲しげな表情が印象的な像だった。
[ Nikon D700 + Tamron SPAF 28-75mm F2.8 ]

アムトラック・カスケーズ : Seattle → Portland




Amtrak Cascades
時間がきたので駅へ移動してチェックインを済ませ、列車を待つ。
予定の時間より少し遅れてアムトラックのカスケーズ号がやってきた。
緑、茶、白のカラーリングで落ち着いた雰囲気の車両だ。
[ Nikon D700 + Tamron SPAF 28-75mm F2.8 ]




Coach Class of Cascades
コーチクラス(普通車)の車内。
普通車といってもゆったりした座席で、約3時間半の旅を快適に過ごす事ができた。
[ Nikon D700 + Tamron SPAF 28-75mm F2.8 ]




Bistro Car
カスケーズ付属の軽食車。昼食がまだだったのでスープを注文した。
こういう食事も列車の旅の醍醐味だろう。
[ Nikon D700 + Tamron SPAF 28-75mm F2.8 ]




Talgo
ポートランドに到着して、改めて列車を撮影。
カスケーズに使われているのはタルゴと呼ばれる列車。
この列車はカーブの通過速度を上げるために、振り子式で車体の高さを低く抑えている。
一方で機関車はアメリカで標準の二階建て客車サイズなので、高さのギャップが印象的。
この列車は技術的に面白い点が多く(鉄道好きの友人に教えてもらった)、
振り子、独立車輪(左右の車輪を繋ぐ車軸が無い)、連接構造、ゲージ可変(カスケーズでは使われないが)
と鉄道技術のオンパレード。振り子以外は乗っていて分かる物でもないが、それでも面白い物だ。
[ Nikon D700 + Tamron SPAF 28-75mm F2.8 ]





Portland Union Station
ポートランドのユニオン駅のカウンター。
後ろに掲げられている出発/到着案内がレトロでかっこいい。
[ Nikon D700 + Tamron SPAF 28-75mm F2.8 ]


ポートランドの夜景 / New Year




ポートランドの夜景
夕方にポートランドに着いて、街をしばらく散策していると日が暮れてきた。
町外れにあるエアリアルトラムというロープウェーに乗って、街を見晴らせる丘へ上がった
街の中央にウィラメット川が流れ、多くの橋が架かっている。
川の流れる街というのは独特の雰囲気があっていい。
[ Nikon D700 + Tamron AF 70-300mm F4-5.6 VC ]


この日は大晦日。宿に戻って一休みした後、街の中心の広場に出て新年のカウントダウンを見てきた。
新年という事で派手に盛り上がるのかと思ったのだが、思っていたよりもずっとおとなしい雰囲気だった。
森の街のポートランドらしい、という所だろうか。

飛行機&鉄道の旅(2日目) : Seattleで飛行機三昧


シアトルの旅二日目。この日は特に飛行機三昧。
午前中はボーイング工場見学ツアー、午後は水上小型機の遊覧飛行を楽しんだ。

ボーイング見学ツアー


午前中はあらかじめ申し込んであったボーイング社の見学ツアー。
ツアー中は写真撮影禁止だったのだが、信じられないほど大きな工場の中で、
飛行機がラインに並んでそれぞれの工程を通っている様子が見学できた。
大型の旅客機ともなると、飛行機自体の設計だけでなくそれを生産する工場ラインの
設計も重要になるのだろうと感じた。
見学できたのはB-747, B-777と新型のB-787の工場。
新型の(訪問当時はまだ飛行停止処分前)787の長所の説明に力が入っていた。




Boeing Everett Factory
ツアーは撮影禁止だったので、ツアー後に展望台から工場を撮影。
写真の左側の建物が747, 777, 787の機体を製造している工場で、
体積が世界で一番大きな建造物との事。手前の飛行機との比較でその大きさが分かる。
飛行機が完成すると航空会社のパイロットがここに派遣されて、
手前の滑走路から飛ばして引き取るそうだ。
[ Nikon D700 + Tamron SP 70-300mm F4-5.6 VC ]

水上機で遊覧飛行


午後は飛び入りで水上機の遊覧飛行へ行ってみた。
パイロットが準備している間、受付の女性と話していたのだが
飛行機話ですごく盛り上がった。さんざん飛行機の話をした後、
女性 : "マニアックな話になってごめんねー"
私 : "いや、マニアックな話って人に話したくなるよ。僕もよく友達に嬉しそうに話してあきれられてるよ。"
女性 : "どこでも同じだねー"
みたいな会話で、マニアの行動は世界共通だという事がよく分かった。




Seattle Seaplanes
シアトルの市街地からすぐの所にあるユニオン湖に水上機の遊覧飛行の会社があった。
湖に臨む雰囲気のある建物だ。
[ Nikon D700 + Tamron SPAF 28-75mm F2.8 (A09)]




水上機
この飛行機が今回の遊覧飛行の機体。
小型機に乗るのも初めてなら、水上機に乗るのも初めて。
少し緊張しながら乗り込んだ。
[ Nikon D700 + Tamron SPAF 28-75mm F2.8 (A09)]




コックピット
飛行機のコックピット。フライトシミュレータで見た計器そのままで見方が分かるのが楽しい。
機内はエンジン音がうるさいので、パイロットと会話するためにヘッドセットも身につける。
それも本物っぽくて(いや、本物なのだが)楽しかった。
[ Nikon D700 + Tamron SPAF 28-75mm F2.8 (A09)]




Gate's Mansion
シアトルはマイクロソフトの本拠地。
ビルゲイツの邸宅を空から眺めた。
写真の右下に、湖に面して建っている茶色い建物がそれらしい。
最初上空を通過したときは分からなかったが、それを言ったら
ちょっと急な旋回でもう一度見せてくれた。
[ Nikon D700 + Tamron SPAF 28-75mm F2.8 (A09)]




Space Needleを見下ろす
前日に登ったSpace Needleも飛行機から見下ろした。
高い建物と近い視線で空を飛ぶのは楽しいものだ。
[ Nikon D700 + Tamron SPAF 28-75mm F2.8 (A09)]




Final Approach
シアトル市街上空を一周してユニオン湖へ着水体勢に入った。
着水と同時に水の抵抗でスピードがグッと落ちるのが気持ちのいい感覚だった。
桟橋に寄せる時に、最後にエンジンを切って惰性でうまく桟橋につけるのに技を感じた。
[ Nikon D700 + Tamron SPAF 28-75mm F2.8 (A09)]


遊覧飛行の後はMuseum of History & Industryという博物館を見たり、
Amazonの本社を外から見物したりして、宿へ帰った。

飛行機&鉄道の旅 (1日目) : Seattle

年末旅行第二弾。今回は飛行機と鉄道が目的の旅。
行き先はSeattle(シアトル)とPortland(ポートランド)。
飛行機でシアトルへ移動して、帰りは鉄道の旅を楽しみながら戻るという旅行を計画してみた。

Museum of Flight (Seattle)


アラスカ航空の飛行機でサンフランシスコからシアトルへ。
まずはシアトルでの最初の目的地、Museum of Flight (航空博物館)へ向かった。




コンコルド
この博物館の目玉の一つが超音速旅客機コンコルド
ブリティッシュエアで最後まで飛んでいた機体らしい。
後退角の大きいデルタ翼と尖ったノーズコーンがいかにも超音速機といった雰囲気だ。
機体のサイズは写真で見る印象よりもかなり小さかった。
[ Nikon D700 + AiAF Nikkor 20mm F2.8D ]





かなり狭い機内
コンコルドは機内も公開されていた。
機内スペースの狭さと窓の小ささが印象的だった。
[ Nikon D700 + Tamron SP 28-75mm F2.8 (A09) ]




エアフォースワン
同じくこの博物館の目玉、エアフォースワンアメリカの大統領専用機だ。
もっとも、"エアフォースワン"は大統領が現に搭乗している飛行機に与えられるコールサインなので、
この飛行機は"昔エアフォースワンだった"飛行機というべきだろうが。
ベースの機体はボーイングB707で、これも思っていたより小さい印象だった。
[ Nikon D700 + AiAF Nikkor 20mm F2.8D ]




世界一重要な金庫
エアフォースワンの内部にあった金庫。
大統領が搭乗する際には、この中に核攻撃の指令に必要なコードが収納されていたらしい。
世界で最も"ヤバい"物を運んでいた金庫の一つだろう。
[ Nikon D700 + Tamron SP 28-75mm F2.8 (A09) ]




SR-71 "ブラックバード"
屋内の展示も写真のように充実していた。写真中央にあるのがSR-71
超音速偵察機で、有人ジェット機として世界速度記録を持つ機種だ。
他にもF-4, A-4, Mig-15, Mig-21などの飛行機があって、飛行機好きとしてはたまらない展示だった。
[ Nikon D700 + AiAF Nikkor 20mm F2.8D ]

Downtown Seattle


博物館からシアトルの中心街へ移動。
博物館で時間を費やしすぎたせいで日が暮れてしまったが、有名なPike Place Marketという市場へ行くってみた。




Pike Place Market
海の近くにあるPike Place Market。
海沿いだけあって海産物の店も多いが、それに限らず野菜や雑貨、本など色々な店がある。
雑然とした雰囲気が魅力的な場所だった。
[ Nikon D700 + Tamron SP 28-75mm F2.8 (A09) ]




スタバ1号店
Pike Place Marketの一角にあるスターバックスの1号店。
あの大チェーンがこの小さなお店から始まったのかと思うと面白い。
1号店限定のマグカップなんかも売っていて、多くの観光客で賑わっていた。
[ Nikon D700 + Tamron SP 28-75mm F2.8 (A09) ]




Space Needle
シアトルの象徴の塔スペースニードル。
高さ184mと微妙な高さだが、空飛ぶ円盤みたいなデザインがかっこいい。
ちょっとレトロフューチャーな雰囲気だ。
[ Nikon D700 + Tamron SP 28-75mm F2.8 (A09) ]




シアトルの夜景
スペースニードルからの夜景。この塔がそんなに高くない事もあって見下ろす感じでは無いが
ダウンタウンのビル群がよく見える。右にはウォーターフロントが広がっていてシアトルらしい景色だ。
[ Nikon D700 + Tamron SP 28-75mm F2.8 (A09) ]

4日間ロングドライブ : Los Angeles → Berkeley


ロングドライブ最終日。最終日なのでBerkeleyへ戻る。
Los Angeles周辺を軽く観光してから帰途についた。
普通に帰るならばI-5(インターステート5号)を使うのだが、行きで走った道を戻るのは楽しくないので
距離は長くなるがもう一本海側を南北に走るUS-101(国道101号)で戻った。


地図 : https://maps.google.com/maps/ms?msid=212726639864621305412.0004d1d132e1949418287&msa=0&ll=35.995785,-114.916992&spn=12.058776,23.203125

Log Angeles周辺プチ観光 : Beverly Hills & Hollywood


Log Angeles周辺でBeverly Hills (ビバリーヒルズ) とHollywood (ハリウッド)を観光。




邸宅
ビバリーヒルズの住宅地を車で流す。世界的なセレブの街だけあって
いかにもリッチな邸宅が立ち並んでいた。
[ Nikon D700 + AiAF Zoom-Nikkor 28-105mm F3.5-4.5D ]




Walk of Fame
続いてハリウッドへ移動。有名なWalk of Fameを見物。
歩道の足下にハリウッドに関わる有名人の名前が刻まれた星形のタイルが埋め込まれている。
写真左下にはスティーブン スピルバーグ。他にも沢山の有名人のプレートがあった。
観光客がみんな下を向いて、知っている人の名前を探しながら歩いているのが面白かった。
人間以外にもカエルのカーミット(セサミストリートのキャラクター)なんかも
リストされているのが楽しい。
[ Nikon D700 + AiAF Zoom-Nikkor 28-105mm F3.5-4.5D ]




Hollywood Sign
これまた有名なハリウッドのサイン。どこにあるのかイメージが湧いていなかったのだが、
ハリウッドから少し離れた山の上に置かれていた。
写真では大きく見えるが、それは望遠レンズで撮っているからであって
実際は思っていたより小さな物だった。
[ Nikon D700 + Tamron SP 70-300mm F4-5.6 VC ]




Los Angeles遠景
ハリウッドサインが見えた場所から眺めたLos Angelesの遠景。
こうやって見るとLos Angelesの広々とした平地に広がった街の大きさが分かる。
[ Nikon D700 + Tamron SP 70-300mm F4-5.6 VC ]


ヨーロッパ的街並み : Santa Barbara


HollywoodからUS-101で北を目指して帰路につく。
途中、ヨーロッパ的な街並みで有名なSanta Barbara (サンタバーバラ)に寄り道。




Santa Barbaraの街並み
サンタバーバラは白い壁に茶色い屋根で街並みが統一されていて、
南カリフォルニアの気候もあいまってさながら南欧のイメージだ。
これは1925年の地震からの復旧の際に統一的なイメージで復興したかららしい。
歩いていて楽しい気分になるいい雰囲気の街だった。
[ Nikon D700 + AiAF Zoom-Nikkor 28-105mm F3.5-4.5D ]




アーリントン シアター
サンタバーバラの映画館、アーリントン シアター。
映画館にこの装飾的な建築、すばらしい。
[ Nikon D700 + AiAF Zoom-Nikkor 28-105mm F3.5-4.5D ]

帰宅 : Santa Barbara → Berkeley


サンタバーバラから、さらにUS-101で北へ走る。
ただこの日はクリスマスで、昼食をとろうとして立ち寄ったマクドナルドさえ閉まっていて
なかなか困った。アメリカでは祝日(特にクリスマス)はどの店もしっかり休むのが日本と違う所だ。




海岸沿いを走る
US-101の海岸沿いの道。前日までの単調な道とは違った変化に富んだ道で、
景色を眺めていると飽きずに走る事ができた。
[ Nikon D700 + Tamron SP 70-300mm F4-5.6 VC ]


モントレーの手前で日が暮れた。そして突然の集中豪雨。
視界が限られる中、最後の最後で集中力が要求される運転だった。
山を越えてサンノゼに入ると、雨も収まってきた事もあって
ベイエリアに"帰ってきた"安心感がした。
後はゆっくり流して自宅へ。

ドライブまとめ (4日目)


走行距離 : 446.7mi / 718.9km
走行時間 : 8時間14分
平均速度 : 54.3mph / 87.4km/h

そして4日間のドライブまとめ


走行距離 : 1977.0mi / 3181.7km
走行時間 : 37時間42分
平均速度 : 52.4mph / 84.3km/h


累計走行距離3181.7km!人生最長のドライブになった。
日本で言えば稚内から鹿児島までの片道よりも長い。
往復なら大阪から札幌の往復よりも遠い。恐ろしい距離だ。
観光込みで平均速度84.3km/hというのもすさまじい。
そして、地図で見ると北アメリカ大陸の左下ほんの一部しか走っていない。
北米大陸、広いなー。

4日間ロングドライブ (3日目) : Williams (Arizona) → Los Angeles


ロングドライブ3日目。ドライブは4日間の予定なので帰り始める事になる。
まずは比較的近くで面白そうだったMeteor Craterへ寄り道。

地図 : https://maps.google.com/maps/ms?msid=212726639864621305412.0004d1d132e1949418287&msa=0&ll=35.995785,-114.916992&spn=12.058776,23.203125

"本物の"クレーター : Meteor Crater (Arizona)




Meteor Crater
寄り道先のメテオクレーター。寄り道といっても往復140マイルの距離なのだが。
このクレーターは火山の火口では無く、隕石が衝突してできたクレーターだ。
月にあるクレーターと同じような物で、"本物の"クレーターという感じがする。
直径1kmを越える結構大きな物だが、地平線が見えるような周囲の雄大な風景と比べると
妙にちっぽけに感じられた。
[ Nikon D700 + Sigma 15mm F2.8 Fisheye (Manual) ]




アリゾナの荒野
クレーターの周囲は乾燥しきった荒野が広がっていた。
植物は乾燥しきっていて、花もドライフラワーのようになっていた。
この日は風が強く、運転しているとこの写真の植物みたいなのがいくつも転がってきた。
西部劇のイメージそのままだ。
[ Nikon D700 + Tamron SP 70-300mm F4-5.6 VC ]

どこまでも続く道路 : Flagstaff → Barstow / Calico


クレーターの見物を終えて、カリフォルニアへ帰り始める。
ルートはひたすらI-40。道も単調なら景色も単調。
ラジオなんかを聞きながら、ひたすらクルーズコントロールまかせで運転した。




乾燥
休憩のために少し脇道へそれて景色を眺める。
といってもどこまでも同じような乾燥した風景だ。
"いかにもアリゾナ"といった乾燥した土地が広がっていた。
[ Nikon D700 + Tamron SP 70-300mm F4-5.6 VC ]




ガラガラヘビ注意
I-40は街と街の間隔が開きすぎているせいか、所々に休憩所が設置されていた。
トイレ休憩で立ち寄ったのだが、ガラガラヘビ注意の看板が掲げられていた。
さすがに冬なので見かけなかったのが、安心なような、残念なような気分だった。
[ Nikon D700 + Tamron SP 70-300mm F4-5.6 VC ]




直線
アリゾナ州からカリフォルニア州に入っても荒野は続く。
このひたすら直線な道路。そしてひたすら退屈な運転。
こればかりは一人旅なのをちょっと後悔した。
[ Nikon D700 + Tamron SP 70-300mm F4-5.6 VC ]

鉱山街 : Calico (→ Los Angeles)


途中、Calico(カリコ)という旧鉱山街へ少し寄り道。
ここは昔鉱山街だったのを観光資源として活用している。




Calicoのホテル
Calicoのホテル。土壁と張り出した二階部分に特徴があっていい雰囲気だ。
夕日に照らされて赤茶け具合が一層強調されていた。
[ Nikon D700 + AiAF Zoom-Nikkor 28-105mm F3.5-4.5D ]




長靴代わり
この日はクリスマスイブ、という訳で街にはクリスマス飾りで満ちていた。
スケート靴を長靴代わりにしていたのが面白かった。
[ Nikon D700 + AiAF Zoom-Nikkor 28-105mm F3.5-4.5D ]


Calicoの見物を終えて、この日の宿をとっていたLos Angelesへ向かう。
I-15からI-10でLos Angelesの中心へ。悪名高いLos Angeles近辺の複雑な道路を駆け抜ける。
ドライバー達も気合いが入っていて、狭い車間距離で相当なスピードで走っている。
ここまでの単調な運転から一転して、集中力を要求される道だった。


Los Angelesの中心を通過して、空港のある方へ向かう。
宿を取ったのは空港の近くで、治安がちょっとあやしい雰囲気だったので
ホテルに着いてからは部屋でおとなしくしていた。

ドライブまとめ (3日目)


走行距離 : 629.6mi / 1013.2km
走行時間 : 10時間59分
平均速度 : 54.3mph / 92.2km/h
この平均速度、いかに一日中一定速度で走っていたかが分かろうという物だ。