コンクリートの塊 : 日吉ダムへ

少し久々のサイクリング。
行き先は前から行こうと思っていた日吉ダム

峠越え→逆風 : 京都→[市街地→R9]→亀岡→[R9→大堰川沿い→r25→r19]→日吉ダム

京都から亀岡盆地へ入るには国道9号の老ノ坂峠を越えなければならない。
この峠、路肩が非常に狭く、交通量も多いのでかなり走りづらい。
この峠のせいで亀岡方面へは足が遠のきがちなのだが、今日は頑張って乗り越える。
峠を過ぎれば後は気持ちよく坂を下って亀岡へ。


亀岡のスーパーでひと休みした後、さらに北へ向かう。
国道9号をひた走るのはあまり楽しくなさそうなので、大堰川(桂川)沿いの道を走った。
交通量も少なく、気持ちのいい道なのだが、いかんせん今日は風が強い。
完全な逆風で18km/h程度しか出ない。やはり自転車には風の影響は大きい。
姿勢を低めにしながら(といってもロードではないので限度があるが)我慢して走り続ける。
昼を少しまわった辺りで日吉ダムに到着。

ダム一押し

日吉ダムの周囲は公園化されていて、非常によく整備されている。
さすがにダムを観光資源にしているだけのことはある。
ダムの下にある観光施設(?)で昼食。結構おいしかった。




ダム真正面 (F/6.3 Tv1/250 露出補正-0.7)
日吉ダム重力式コンクリートダム
ダム自身の重量で水圧に耐える方式。要するにコンクリートの塊。
下のほうに見える2か所の穴が常用の洪水吐(こうずいばき)(=コンジットゲート)。
穴の向こうは水面下で通常はここで貯水量を調整する。
上のほうに見える4か所の水門は非常用の洪水吐(=クレストゲート)。
下の常用洪水吐で放流しきれない時、水がダムを乗り越えて流れないようにここから排水する。
この日はどちらの洪水吐も稼動せず、脇の導水管から少しだけ水を流していた。
全力で放水している所を見てみたいものだ。(そんな事態は無いに越したことはないのだが。)




そそり立つ壁 (F/7.1 Tv1/125 露出補正-0.3)
ダムの壁面を見上げてみた。あまりに大きすぎてスケール感が狂うのが楽しい。
でも、この壁の向こうには水があると思うと、少しぞっとする。




コンクリート塊の中 (F/6.3 Tv1/10 ISO-400 補正無し)
この日吉ダム、ダムの中に入ることができる。
あのコンクリートの塊の中にいると思うとそれはそれで変な気分だ。
ガラス越しでうまく写真に撮れなかったが、洪水吐のゲートの駆動部分も見ることができる。
ダムの構造が見られる事を売りにしている所がいい。

追い風に押されて : 日吉ダム→[r19→r25→R9→r25→r405]→亀岡→[R9→市街地]→京都

日吉ダムをのんびり見ていたせいで2時半になってしまった。
当初はもう少し走ろうかと思っていたが、明るいうちに帰れなくなるので帰途につく。
帰りは行きと違うルートを走りたかったので園部から国道9号へ。
さらに旧道っぽい道を見つけたのでそちらを走る。なかなか快適な道だった。


亀岡で昼食(2回目)をとって、帰りの峠越え開始。
京都よりも亀岡の方が標高が高いので、行きに比べれば大分楽。
ただ、路肩の狭さと交通量の多さから緊張感を強いられるのが辛い。
京都縦貫道の入り口辺りまで戻ってくると一安心。後は市街地を流して帰宅した。

行程表&まとめ

8:45 京都 0.0km
(1h35m+5m) (京都市街→R9) (15.6km/h)
10:25 亀岡 24.7km
(1h30m+35m) (r25→r19) (18.3km/h)
12:30 日吉ダム 52.1km
(1h20m+2h00m) (r19→r25→R9→r409) (21.0km/h)
15:50 亀岡 80.2km
(1h30m+30m) (R9→京都市街) (17.2km/h)
17:50 京都 105.9km

所要時間 9時間05分

走行時間 5時間55分

停止時間 3時間10分

走行距離 105.9km

全体平均速度 11.7km/h

平均走行速度 17.9km/h





久々のサイクリングでやはり体がなまっていた。

峠越え有りで100kmというのは復帰初戦としてはいい所だろう。

亀岡盆地は気持ちよく走れる道が多い。

老ノ坂峠さえマシになれば、もっと気楽に行けるのだが。