忍者の里 : 伊賀上野へ

今週もサイクリング。
今日も先週と同じように晴れで日差しが厳しかった。
だが、前回の反省を踏まえて今日は秘策がある。
その秘策は、"頭からかぶる用の水を(飲み水とは別に)用意する。"
ちょっと馬鹿っぽいが効果覿面。登り坂で体が熱くなってきたらおもむろに取り出してかぶる。
かぶってしばらくは日差しを受けても気化熱で冷やされるので大丈夫。
この水は飲まないのでトイレなどの水道水で可。よってコストも0。
すばらしすぎる。
これのお陰で今日は絶好調。走行距離新記録を達成してしまった。

行き : 京都→大津→信楽伊賀上野

行きのルートは信楽経由。石山から国道422号を走る。
大津から信楽への道はそれなりに登りなのだが、谷沿いの道のせいか気温が低く感じられる。
秘策の効果もあって信楽まで快調に飛ばした。


信楽から伊賀へは引き続き国道422号。
信楽の方が伊賀上野より標高が高いのでゆったりした下り坂を想像していたのだが、
思ったよりハードな山道で小さな峠をいくつか過ぎる。
もうすぐ上野に着く、というあたりで九十九折れで急降下。
稼いだ高度がもったいない感じ。
一気に下って上野市街へ。

伊賀上野

昼食を摂った後、伊賀上野城へ。
時間が無かったので駆け足で見てまわった。
城跡には忍者屋敷もあるのだが、時間が無いのでパス。




高石垣
伊賀上野城藤堂高虎の築城。
藤堂高虎の城の特徴は石垣の高さにあるらしい。
(対して、加藤清正は石垣の反りにこだわったらしい。)
その特徴通りの高い石垣。
昔は日本一を名乗っていたらしいが、大阪城に負けていたので取り下げた?とか。
それでも十分な高さ。確かにこの城の攻め手にはなりたくない感じだ。




伊賀上野城 天守 (復興天守/昭和10年築)
上野城の築城当初には5層の天守を建築中だったらしいのだが、完成前に嵐によって倒壊。
そうこうしているうちに泰平の世が来て結局天守は建てられずに終わる。
そのまま天守台だけが残っていたのだが、昭和10年に地元議員が復興天守を建てる事に。
それはいいのだが、5層の天守を建てる予定だった天守台に3層の天守を復興してしまった。
お陰で天守台の寸が余っている雰囲気に(写真の右の方)。
再建天守で実際より豪華にしてしまう例はあっても、
実際より小さくする例はめずらしいのではないだろうか。

帰り : 伊賀上野→柘植→甲賀草津→京都

上野城を見終わった時点で3時半。もう時間が無いので撤収。
帰りにまた信楽へ登り返すのは嫌だったので、柘植経由で帰る事にした。
帰りの途中、伊賀と対照をなす忍者の里の甲賀を通る。
甲賀にも忍者屋敷があるのだが、時間が無いのでこちらもパス。
こんなに忍者ゆかりのルートを選んだのに忍者関係の物を全く見ないとは。
出発が遅かったのが全ての敗因。


三雲辺りから旧東海道を走る。
ここに限らず旧街道筋は自転車でゆったり走るのにいい道が多い。
さすがに疲れてきたのでゆっくりと草津まで流す。
草津からは県道2号の近江大橋経由で大津へ。
最後の逢坂と蹴上の坂道を一踏ん張りして京都へ帰還。

行程表&まとめ

10:00 京都 0.0km ---
(1h00m+0h00m) (山科→R1) (19.0km) (19.0km/h)
11:00 石山(大津市) 19.0km ---
(1h20m+0h20m) (R422) (28.3km) (21.2km/h)
12:40 信楽 47.3km ---
(1h00m+0h15m) (R422) (22.0km) (22.0km/h)
13:55 伊賀上野 69.3km ---
(1h35m+1h40m) (R25→r4) (34.7km) (21.9km/h)
17:10 貴生川(甲賀市) 104.0km ---
(1h00m+0h10m) (旧東海道→R1) (23.7km) (23.7km/h)
18:20 草津 127.7km ---
(1h25m+0h25m) (r2→R1→山科) (26.55km) (18.7km/h)
20:10 京都 154.25km ---



所要時間 : 10時間10分
走行時間 : 7時間20分
停止時間 : 2時間50分
走行距離 : 154.25km
平均速度 (全体) : 15.2km/h
平均速度 (走行) : 21.0km/h