鏡のような湖面

今週もサイクリング。雪で閉ざされる前に北へ行こうシリーズ第3弾、という事で
琵琶湖の北にある小さな湖、余呉湖へ行ってきた。

いつもの : 京都→大津→近江八幡彦根

彦根までは既に何度も走っているのでいい加減飽きてきた。
既に確立した(おそらく)最短時間で走れるルートを選択。
京都から山科経由で大津へ。大津からは県道2号(彦根道)をひたすら走る。シンプルだ。




Take Off [絞り優先AE(0.0) F5.6 1/640sec ISO-200 / Ai Zoom-Nikkor 80-200mm F4S]
近江大橋付近の湖岸沿いを走っていたら、水鳥が数羽岸辺にとまっていた。
写真にでも撮ってみようかと近づいたら飛び立ったので、慌ててシャッターを切る。
なんとか離陸の瞬間を抑えることができたようだ。




オレンジ色のシャワー [絞り優先AE(+1.0) F11 1/160sec ISO-200 / Tokina AT-X DX 12-24mm F4]
彦根の市街地を走っていたらたわわに実った柿の木を見つけた。
柿の実がシャワーのように降り注ぐようなイメージで撮影してみた。

青ーい空、広ーい湖 : 彦根→長浜→湖北

彦根で昼食をとって、ここからが楽しい湖北の旅。
湖を楽しむため、ここからはルートも湖岸沿いを選択。
きれいな湖を左手に眺めながらのサイクリングは実に気持ちいい。




青ーい空、広ーい湖 [絞り優先AE(+0.5) F11 1/160sec ISO-200 / Tokina AT-X DX 12-24mm F4]
この写真を見ればその気持ちよさは一目瞭然だろう。
こんな景色の中を自転車で駆け抜ける。すばらしい。


しばらく湖岸沿いを走ると、長浜城天守が見えてくる。
ふらっと長浜の市街地へ寄り道すると、"長浜鉄道スクエア"という博物館があった。
長浜駅の駅舎を博物館にしたもので、現存する駅舎では一番古いらしい。
蒸気機関車D51の展示もあるらしかったので立ち寄ってみた。




1280馬力 [絞り優先AE(-0.5) F6.7 1/60sec ISO-400 / Tokina AT-X DX 12-24mm F4]
"長浜鉄道スクエア"に展示されていたD51の足回りを撮影。
蒸気の力で往復するピストンと、それを車輪に伝えるロッドの連結部分。
大きな力を受け止めるために頑丈に作られているのがよく分かる。カッコいい。


長浜から北には大きな町はない。
そのためか北に行くにつれて琵琶湖は野趣を増して行き、
湖北町の辺りでは野鳥の楽園になっている。
この辺りは走っていて(やや単調だけど)最高に気持ちいいのだが
所々、野鳥の写真を狙って大砲のようなレンズがずらっと並んでいるのにはやや興醒め。
みんなして同じ場所から同じ方向に向けなくてもいいと思うのだが。


道の駅"湖北みずどりステーション"で小休止して、さらに北上。
道の駅を過ぎると、道はトンネルを抜けて木之本まで内陸を走る。
木之本からは国道365号線余呉湖へ向かった。

羽布研磨、鏡面仕上げ : 余呉

余呉湖に着いたのは4時過ぎ。
日暮れまでには少し余裕があったので湖を一周した。
のんびりと一周している間に日が暮れて薄暗くなってきた。
一日中吹いていた風が凪いで、湖面に立っていた波も収まっていく。
鏡のようになった湖を暗くなるまでのんびりと眺めていた。




余呉湖夕景 [絞り優先AE(-1.0) F4 1/45sec ISO-400 / Tokina AT-X DX 12-24mm F4]
風が凪いで、波が収まった湖面は鏡のように山並みと木のシルエットを反射していた。
完全に暗くなってしまうまでゆったりこの光景を眺めていた。


帰りは余呉駅から山科まで輪行
新快速一本で乗り換え無しなのがありがたい。
この日の走行距離は124.2kmだった。