東大寺へ

久々のサイクリング。
なるべく疲れを翌日以降に残さないように、今回は近場の奈良へ行った。
ルートはいつも奈良へ行く際に使っているルートなので省略。
東大寺周辺を散策してきた。




土壁の質感
大仏殿の裏手へ抜ける道を走っていると、雰囲気のある土壁が見えた。
左側の壁は表面が崩れて荒れた状態になっているが、それもまた風情がある。
こういった雰囲気の場所がさりげなく存在するのが奈良や京都のいい所だろう。
[D200 + Ai Nikkor 50mm F1.4 / 絞り優先AE(-0.5) F8 1/250sec ISO-100]




聖武天皇
大仏殿の前へ行ってみるとなにやら行列が練り歩いている。
偶然にも聖武天皇祭というのに重なったらしい。
行列の中で一番偉そうな輿に乗っている人を撮ってみた。
この人が聖武天皇、という事なのだろうか。
[D200 + Ai Nikkor 28mm F2.8S / 絞り優先AE(+1.0) F2.8 1/1250sec ISO-100]




鹿と大仏殿
大仏殿は以前に来た事があるので中はパスして山の手の方へ向かう。
その途中(に限らずどこにでもいるのだが)、鹿がこちらの様子をうかがっていた。
背後には巨大な大仏殿。いかにも奈良、といった絵だ。
[D200 + Ai Nikkor 50mm F2.8 / 絞り優先AE(+1.0) F2.8 1/250sec ISO-100]




三月堂
法華堂、通称三月堂は仏像の宝庫。
中には奈良時代の仏像がひしめいていて、その多くが国宝に指定されている。
建築としての三月堂も国宝で、東大寺最古の建築物。
写真の左半分が天平時代の建築で、右側の礼堂と左右を一帯として覆う屋根が
鎌倉時代の建築という面白い堂だ。
やや複雑で非対称な屋根の形が三月堂特有の美しさを形作っている。
[D200 + Ai Nikkor 28mm F2.8S / 絞り優先AE(0.0) F8 1/200sec ISO-100]




二月堂
二月堂は旧暦二月のお水取り(修二会/しゅにえ)で有名だ。
お水取りといえば松明をかざして走り回る法会。
その松明が仇となってか、江戸前期のお水取りで一度焼失してしまったらしい。
現在の二月堂はその時の再建だが、それでも国宝に指定されている。
斜面の開けた場所に懸崖造りで建てられたスケール感のある建築だ。
[D200 + Ai Nikkor 28mm F2.8S / 絞り優先AE(+0.5) F8 1/125sec ISO-100]




二月堂からの眺め
懸崖造りになっている二月堂からはすばらしい眺めが見られる。
手前には東大寺の甍が連なり、その先には大仏殿の大屋根が存在感を示す。
奈良盆地の広がりの彼方にはうっすらと生駒山地が見渡せる。
昔の人はこの眺めを得るためにこの場所にこういった堂を建てたのだろう。
その眺めを長い時間を経て共有できる事に感動した。
[D200 + Ai Nikkor 28mm F2.8S / 絞り優先AE(+0.5) F8 1/200sec ISO-100]

まとめ


走行距離 : 92.8km
走行時間 : 4時間46分
平均速度 : 19.5km/h
最高速度 : 39.5km/h