急行、青山町行き

先週は風邪をひいてしまっていた。
まだ治りかけくらいだったのだが、
今週末に遊びに行っておかないと次はまた先になりそうだったので
とりあえずサイクリング。


ここの所サイクリングの目的地も思いつかなくなってきたので
以前行った事はあるが、伊賀上野方面へ向かってみた。

京都→大津→信楽

京都からいつものように山科経由で大津へ。
大津から瀬田川を少し下った所から国道422号で信楽に向かう。
信楽はよく走りに行っているのでこの辺りは勝手知ったる所。
ゆるやかな登り坂を気持ちよく登っていった。




新緑の中を行く
信楽へ向かう道はほぼ全体で片側二車線の走りやすい道なのだが、
一ヶ所細いまま残っている場所がある。
そこが新緑に包まれたいい雰囲気だったので立ち止まって写真を撮ってみた。
[Lumix FX-33 / オート(補正無し)]

信楽伊賀上野

信楽の国道307号と国道422が分かれる地点で南の国道422号を進む。
おそらくはこのルートが伊賀上野への最短ルートだ。
桜峠という緩やかな峠を越えて三重県に入る。
峠を過ぎた後も何ヶ所かのアップダウンがあって意外としんどい。
最後に少し登った後、木津川の流れる伊賀上野までつづら折れの道で急降下する。
信楽までの登りで稼いだ高度を一気に失うのがもったいない感じだ。




輝き
峠を越えて下り始めた辺りで休憩がてら、周囲の緑を楽しむ。
そうやって木々を眺めていると、見る場所によって太陽の光が葉に反射して
輝くように見えるのを見つけた。
そのイメージを伝えたくてカメラを取り出して撮影。
何か抽象的な不思議な絵になった。
[Lumix FX-33 / オート(-1.7)]

急行 青山町行き : 伊賀上野→青山町

伊賀上野に着いたはいいのだが、ここまでは以前サイクリングで
来たことがあるのであまり面白くない。
前回はここから柘植経由で京都へ走って帰ったので、
今回はさらに南へ進む事にした。
とりあえずの目的地は青山町付近の城之越遺跡。
城之越遺跡は古墳時代の庭園(?)の遺跡で、
いわば日本の庭園文化の源流みたいな場所だ。


伊賀上野からはいままで走ってきた山地とはうって変わって
盆地に広がる田園地帯を走る。平坦な分、体力的にも楽だ。
追い風にも助けられて城之越遺跡まで快走した。




生きている水車
伊賀上野から青山町へ走る途中、
水車で水路から田んぼへ水をくみ上げているのを見かけた。
現代的な材料で作られている素朴な水車だ。
よく観光地なんかに "仕事をしていない" 回っているだけの水車が置かれていたりするが、
こういった "仕事をしている" 水車の方がずっと心惹かれる。
[Lumix FX-33 / オート(-0.3)]


で、城之越遺跡に着いてみると…夕方の5時で閉まっていた。
どうやらちゃんと料金を取って見せているらしい。
遺跡というので、てっきり開放されていていつでも見られるものだと思っていた。
かなり残念。


仕方ないのですぐ近くの青山町まで走る。
青山町といえば近鉄大阪線沿線ならば一度は耳にする地名だろう。
大阪線急行の多くが青山町行きなので、
"急行 青山町行き"というのはよく耳にするフレーズなのだ。
その名前だけ知っている青山町駅は昔から気になっていたのだが、
ようやく実際に見る機会ができた。
駅自体はどうという事のない小さなものだったが。

準急 名張行き : 青山町→名張

城之越遺跡を見そびれたので青山町の大村神社に寄ってみた。
ここは宝殿が重要文化財なのだが、回廊に阻まれてイマイチよく見えなかった。
夕日に照らされた境内の雰囲気は良かったのだが…
今回はこんなのばかりだ。


このまま青山町から輪行で帰ってもいいのだが、
日没までにはまだ時間があり、体力にも余裕がある。
折角なのでもう一つの良く聞く地名、名張まで走ることにした。
近鉄大阪線の準急の多くが名張行きなので、
"準急 名張行き"もよく聞くフレーズなのだ。
走ってみると30分強で名張に到着。意外と早かった。
名張で自転車を畳んで、輪行で京都へ帰還した。

まとめ


走行距離 : 98.5 km
走行時間 : 5時間00分
平均速度 : 19.7 km/h
最高速度 : 43.0 km/h