新車!

今までのサイクリングはずっとマウンテンバイク(MTB)に乗ってきた。
といっても舗装路しか走らないのでMTBを使うのは非効率。
細めのタイヤを履いてごまかしていたのだが…


ついに買ってしまった。
タイプはシクロクロス(のツーリング仕様)。
ランドナーほどではないが、舗装路をツーリングするのに適した車種だ。
お店にあった中で一番安いのを買ったのだが、それでも結構なお値段だった。


で、早速試走に出かけてみた。
あまり遠くだと不安なので行き先は滋賀県野洲
往復80km程度にしておいた。

行き

ルートはいつものように山科経由で国道1号の逢坂越えを経て大津へ。
大津からは近江大橋から県道2号(彦根道/朝鮮人街道)で野洲へ。
走り始めは慣れないせいでやっぱり怖い。
蹴上や逢坂越えの下り坂では思ったようにスピードが出せなかった。


車を運転する時に、慣れていないと高速道路などでスピードを出すのが怖い事がある。
そういう時はしばらく頑張って速度をやや高めにして走ると自然と慣れてくる。
自転車でも同じだろうという事で、近江大橋の平坦な直線で目一杯漕いでみた。
さすがに舗装路用の自転車、かなりのスピードが出て怖い。
でも、それを終えると新しい自転車が少し手の内に入った感じになった。
その後はゆっくり流して野洲へ。

銅鐸

今回の目的地にしたのは野洲にある銅鐸博物館。
銅鐸がテーマという割とマニアックな(ほめている)博物館だ。

銅鐸の様式の変化についてはイマイチよく分からなかったのだが、
いくつか興味深い事が分かった。
 1. 用途
 元々は音を鳴らす鐘だったのだが、その後装飾が進んで見る用途になったらしい。
 2. 出土状況
 銅鐸は(おそらく意図的に)埋められている状態で出土するらしい。
 東南アジアでも銅鼓を埋める風習があったらしく、何か共通する背景があったのかもしれない。
 3. 作り方
 外側の鋳型に内側の型を当てて、その後内側の型を削って金属を流し込む空間を作る。
 その空間を保持するために、何箇所か内側の型を削らない場所がある。
 (その部分は銅鐸では穴になる→銅鐸には何箇所かに穴が開いている)
出土物からこうやって色々な情報を引き出すのはパズル的な楽しさがあって面白そうだ。




新車お披露目
銅鐸博物館前で新車の記念撮影。
買ったのはGIOSのPURE DROP。キャリアーをつけてツーリング仕様に。
この自転車の変更で世界がどれだけ広がるのか(あるいは広がらないのか)、
今後が楽しみ。




文明の輝き
銅鐸博物館の入り口に展示されていた銅鐸の復元。
銅鐸といえば青緑色の物を想像してしまうが、元々はこんな輝きを持っていたらしい。
当時の人々にはまさに文明の輝きだったのではないだろうか。




蓮落花
博物館の周囲は歴史公園になっている。
その一角に大賀ハスが植えられていた。
大賀ハスは2000年前の泥から発掘されたハスの種を発芽させ、蘇らせた物だ。
ハスはちょうど盛りの季節で咲き誇っていたが、
写真では咲き終えて散りかけている花に焦点をあててみた。
[Lumix FX33 / オート(+0.3)]

帰り

新車初めてのサイクリングで遠出は避けたいので帰路につく。
行きと同じルートでは面白くないので帰りは旧中山道を走った。
道幅1.5車線のいかにも旧街道筋、といった雰囲気の道が続く。
所々に趣のある街並みがあって楽しみながら走ることができた。

まとめ


走行距離 : 77.2 km
走行時間 : 3時間46分
平均速度 : 20.5 km/h
最高速度 : 40.0 km/h (44km/h? *1)
(*1 サイクリングの前半、サイクロコンピュータの車輪径の設定が10%程小さくなっていた。
その補正を考慮すると44km/h程度だったと思われる)