海岸線満喫 (18きっぱーシリーズ1) : 敦賀から東尋坊へ

7/20(月曜/海の日)の話。
JRの切符に青春18きっぷというのがある。
普通列車に限って一日乗り放題。5日分(有効期限あり)で11500円。
年に3回(春、夏、冬)に販売されるのだが、夏の使用開始が7/20になっている。
これを使えば往復に電車を使って輪行しても安上がり。
という訳で早速利用開始日から購入して遠出してきた。


当初、行き先は岐阜方面(大垣〜関あたり)を予定していたのだが、
天気予報によるとやや雨模様。
北に行くほど天気が良さそうなので、雨雲から逃れるように福井方面へ向かった。

(京都→)敦賀→越前海岸

朝、京都駅から新快速"湖西レジャー号"で敦賀を目指す。
乗り換えなしで楽でいいと思っていたら結構混雑していた。
大きな自転車を持ち込むのに一瞬躊躇してしまったが、
京都以降ではそんなに人は乗ってこないはずなので乗り込んでしまった。
予想通り京都以降ではそれほど人は乗ってこなかったので良かったのだが、
意外と途中の駅で人が降りない。結局敦賀まで立ちっぱなしになってしまった。


敦賀で下車して自転車を組み立てる。駅前のスーパーで準備を整えて出発。
海岸沿いを北上するのだが、最初は国道8号しか道が無い。
景色はいいのだが、交通量が多くて緊張を強いられる。
海沿いの道"しおかぜライン"が国道8号と分岐する地点まではしばらく我慢。
"しおかぜライン"は以前は河野有料道路という有料道路だったのだが、
去年あたりから無料化されているようだ。
海が非常に近く、走っていて気持ちいい。
向かい風に抗いながらもいいペースで越前岬まで北上する。




岩のトンネル (呼鳥門)
岩でできたトンネルの中を道が通っている。
この岩の下をくぐるのが国道305号の醍醐味だったのだが、
いつの間にか普通のトンネルに変わって、こっちは通行止めになってしまっていた。
崩落の危険があったので道を付け替えたらしい。ちょっと残念だ。
[ D200 + Ai Nikkor 28mm F2.8S ]




どこまでも続く海岸線
越前岬を過ぎた辺りの海岸線。
夏の濃い緑と広い海と空の青が気持ちいい。
[ D200 + Ai Nikkor 28mm F2.8S ]

越前海岸→東尋坊

越前岬からなおも海岸沿いを北上。
途中、お腹が空いてきたので道沿いのレストランで昼食。
入ってみたら結構高くてびっくり。一番安い刺身丼を頼んだ。贅沢な昼食だ。
海岸線に飽きてきた頃、道はやや内陸に入る。
この一帯は砂丘で、道の周囲はラッキョウ畑になっているようだ。
道の駅"みくに"で休憩した後、東尋坊へ向かう。




断崖絶壁
東尋坊らしい高度感のある崖。
長時間自転車を漕いで脚が弱っているのでいつも以上に怖く感じた。
[ D200 + Ai Nikkor 28mm F2.8S ]




覗き込む
やはりここに来た以上は崖の下を覗き込まないと。
という事で覗き込んでみようとしたが、
気合が足りなかったので腰が引けてしまった。
いまいち迫力不足だが、高度感は伝わるだろうか?
[ D200 + Ai Nikkor 28mm F2.8S ]

東尋坊芦原温泉(→京都)

東尋坊を見終えて、次は近くの雄島へ。
雄島は赤い欄干の橋でつながった島で、島全体が大湊神社の神域として保護されてきたらしい。
心霊スポット的にも有名で、島を逆回りに廻ると祟りがあるとか、
東尋坊で身を投げた人がここに漂着するとか、いろいろな話がある。
残念ながら時間がなかったので島一周は出来なかったが、大湊神社まで往復してきた。




雄島橋
雄島と本土を結んでいる橋は赤い欄干が印象的。東尋坊からもよく見える。
この橋の下の海は非常に浅くなっているらしく、天然の堤防となっている。
橋の右側では波が荒い時でも左側では穏やかになっている。
(この写真でもかすかに分かる/右側は白い波が立っているが左側にはない)


東尋坊付近を一通り観光し終えたが、時刻は夕暮れにせまっている。
本当はもう一頑張りして石川県に足を踏み入れたかったのだが、
帰りが遅くなるので撤収。芦原(あわら)温泉駅まで走って輪行で帰ってきた。
帰りは19:38芦原温泉発で23:08京都着。
乗り換えは2回だが、3時間半かかるのは結構しんどい。
運賃は2940円。行きの京都〜敦賀が1620円なので合計4560円。
18きっぷ一回分が2300円なので約半額で済んだことになる。

まとめ


走行距離 : 104.8 km
走行時間 : 4時間43分
平均速度 : 22.3 km/h
最高速度 : 39.0 km/h