"Gakkenflex"

学研が出している「大人の科学」シリーズは
学研の「学習」と「科学」の大人版で、
やはり付録がついている(というか付録がメイン)。


そのVol.25が二眼レフカメラだったので買ってきてみた。
プラスチック製だが思ったより精度良くできていて、
概ねスムースに組み立てられた。
(シャッター周りの組み立てにやや時間が掛かった/
バネの部品名に間違いがあってちょっと混乱した)
で、折角組み立てたのでテスト撮影してみた。
使用するフィルムは一般的な二眼レフとは違って普通の35mm版だ。




"Gakkenflex"
二眼レフというのは撮影用レンズ(下)とファインダー用レンズ(上)が
別々になっているカメラの事。
ファインダーは上の蓋を開いて覗き込むようにして見る。
上のレンズと下のレンズは歯車で連動していて
ファインダーでピント合わせをすると撮影用レンズもピントが合う仕組み。
カメラ下の銘板みたいな所に"Gakkenflex"と書いてあるのが面白い。
(二眼レフによくある名前の"何とかフレックス"を意識したのだろう。)




窓からみた銀杏
写りはいかにもトイカメラといった感じ。
四隅の光量落ちや画像の流れが大きくて、
トンネル効果を生かした絵が撮れそうだ。
[ "Gakkenflex" + Kodak super gold 400 ]




廊下の傘
中距離のピントのテスト。
手前の傘にピントを合わせたつもりだったが
奥の傘辺りに合っているようだ。
他の写真でもピントが奥に行きがちなので、
製作時のレンズの位置出しにずれがあったのかもしれない。
[ "Gakkenflex" + Kodak super gold 400 ]


まずはちゃんと撮れていて一安心。
いかにもトイカメラな写りをうまく活かせる時があるだろうか。