せんとくん大増殖中 : 奈良観光

この日は研究会で知り合った別の大学の友人に案内してもらって奈良観光。
"せんとくん"で盛り上がる平城宮跡へ行ってみた。

平城宮跡



CGみたいな大極殿
平城遷都1300年祭の象徴がこの復元された大極殿(だいごくでん)。
真新しいせいか、写真がCGみたいに見える。
大極殿の中には古代の建築技法についての解説があって興味深かった。
[ Nikon D200 + Tokina AT-X PRO DX 12-24mm / 以下同じ]




古代の食事はおやつと酒の肴?
平城宮跡の一角で古代の食事を再現した物が食べられるというのをやっていた。
内容はキュウリのひしお(醤油の原型)添え、むかご塩茹で、古代米ちまき
鮎のなれ寿司、万葉キャラメル(というよりきな粉団子)、葛の干菓子、索餅(素麺の原型)。
同行者と"どれが危なそうか"と警戒しながら食べたが、どれも普通にいける味だった。
危険視していた鮎のなれ寿司も酒のアテとしていける。
驚いたのは索餅(写真左端)、素麺の原型と書いてあったので
柔らかいものを想像していたが、見た目以上の堅さだった。
全体的にお菓子と酒の肴な感じなのが不思議だ。古代人は酒飲みなのか?




大増殖中
この平城宮跡に限らず、奈良の街は"せんとくん"であふれかえっていた。
土産物屋はせんとくん一色。通路の柵にもいる始末。
この後行った春日大社の燈籠にもせんとくんが描かれた紙が貼ってあった。
いくらなんでもちょっと増殖しすぎ。(ライバルの"まんとくん"は完全に存在感がなかった)


平城宮跡からの帰りに西大寺駅へ向けて歩いていると、
平城遷都1300年祭についてのアンケートに答えて欲しいといわれた。
簡単なアンケートに見えたので答える事にしたのだが…
アンケート用紙は両面印刷で複数枚セットの大袈裟な物だった。
仕方ないので同行者とああだこうだ言いながら答える。
アンケートをとるのはいいのだが、もう少し答えやすい物にはならないものか。

近鉄奈良春日大社近鉄奈良

平城宮跡を見終えて近鉄で奈良の市街地へ移動。
近鉄奈良駅からまったりと東に向かって散策。春日大社神苑(植物園)に立ち寄った。




かろうじて、藤の花
神苑の前には"早咲きの藤が咲き始め"とあった。4月末の冷え込みでやや遅れているらしい。
入り口近くにあった藤はほんのわずかに花をつけている程度でがっかりしたが、
奥の一角ある藤の園には写真くらい咲いている藤の木があって満足。


春日大社から再び近鉄奈良方面へ歩く。
来たルートと同じルートを歩くのは面白くない、という事で途中から脇道へそれた。
野趣あふれる(蛇がいた)道を抜けると興福寺の東付近へ出た。
知らない道を歩くというのはやはり面白いものだ。
その後は友人の研究室を見学させてもらって、夕食をとって解散。
いつも一人で観光する事が多いが、同行者がいると観光も一段と楽しいものだ。