ちょっとずれたサンフランシスコ観光


この週末は久々にベイエリアに雨が降った。
さすがに雨の中サイクリングに行くのは辛いので
身近すぎてあまり観光できていなかったサンフランシスコを徒歩で見てきた。

ケーブルカー&ケーブルカー博物館




転がり落ちそう
BARTのパウエルSt.駅からケーブルカーの路線沿いにフィッシャーマンズワーフ方面へ歩く。
ケーブルカーは街中にある急な坂を乗り越えて走る。
急な下り坂に差し掛かったケーブルカーは転がり落ちてきそうな感じだ。
[ Nikon D700 + Ai Nikkor 135mm F2.8S ]




ケーブルを送り出す
ケーブルカーの路線沿いにある博物館Cable Car Museumに立ち寄った。
ここはケーブルカーのケーブルに動力を与えている施設だ。
ここからケーブルが市内に送り出され、ケーブルカーの車両はそのケーブルを
掴んだり離したりする事で運転されている。
ここから出て行ったケーブルが市街地の路面の下を回って戻ってくるのかと思うと面白い。
[ Nikon D700 + AiAF Nikkor 20mm F2.8 ]




動力を伝える
ケーブルカーミュージアムにケーブルの束が置かれていた。
太さ3.2cmのケーブルは太いようにも思えるが、街中のケーブルカーを引っ張ると思うと意外と細く思える。
[ Nikon D700 + Ai Nikkor 50mm F1.4 ]

潜水艦パンパニト




USS Pampanito
フィッシャーマンズワーフで繋留保存されている第二次大戦時の潜水艦USSパンパニトを見に行った。
第二次大戦時には太平洋を哨戒し、日本の輸送船を沈めている。
潜水艦には空母のような派手さはないが、シーレーン破壊に活躍して継戦能力を奪った裏の立役者だ。
[ Nikon D700 + Ai Nikkor 50mm F1.4 ]




狭いドア
日本の戦後の潜水艦を呉で見学した事があるが、このパンパニトの艦内ははるかに狭かった。
水密区画を区切るドアが小さくて、身を屈めないと通り抜けられない。
体の大きいアメリカ人にはさらに窮屈だっただろう。
[ Nikon D700 + AiAF Nikkor 20mm F2.8 ]




潜航するために
(おそらく)ハッチや吸排気弁の開閉状況を表示するパネルがあった。潜水艦ならではの装置だ。
[ Nikon D700 + AiAF Nikkor 20mm F2.8 ]

サンフランシスコ湾のフェリー、Eureka



サンフランシスコ湾の国道フェリー
潜水艦を見学した後、近くに保存されている歴史的に使われたフェリーを見に行った。
これはサンフランシスコと北のサウサリトを結んでいたフェリー。
今のゴールデンゲートブリッジに相当する役割を果たしていた事になる。
当時はアメリカ国道101号(インターステートではない)の一部になっていたようだ。
日本の国道フェリーの同類で、構造的にも前後どちらからも車両が乗り降りでき、
どちら方向にも進む事ができるといった共通点がある。
こういう形式のフェリーは愛媛県今治-大島の航路で馴染みがあるので親近感を感じる、
と言ってもこの船は蒸気動力の外輪船で時代的には全く違うのだが。
[ Nikon D700 + AiAF Nikkor 20mm F2.8 ]




スロットルレバー
前後に2つあるブリッジの一つに入る事ができた。
動力を制御するスロットルレバーと伝声管がレトロな雰囲気だ。
[ Nikon D700 + Ai Nikkor 50mm F1.4 ]